自民新人の東野秀樹氏 厳しい逆風はねのけ当選果たす 第27回参院選全国比例区

【名寄】

初当選を確実にした名寄市
風連町出身の東野秀樹氏 

 第27回参議院議員選挙の全国比例区から出馬した名寄市風連出身の自民党新人、東野秀樹氏(53)は、20日に行われた投開票の結果、自民党に吹く逆風をはねのけ、当選を果たした。
 東野氏は1971年、旧風連町の生まれ。2009年に道北なよろ農協の理事となり、15年から代表理事専務、17年からは代表理事組合長に就任。23年6月からはホクレン代表監事を務め、昨年3月、全国農政連の参院選に向けた組織内候補者の予備選挙を経て推薦候補に決まり、全国農業者農政運動組織連盟推薦、自民党公認として出馬。
 参政党、国民民主党などが若い世代を中心に支持拡大を図る中、政治資金問題による自民党の支持率低迷、農政改革を巡る情勢など、厳しい逆風の中での今選挙戦。
 東野氏は、食料安全保障を進める上で重要性を増す「持続可能な農業」の実現に向け、担い手対策をはじめ、水田、畑作、野菜、果樹、酪農・畜産それぞれの分野で十分な農業所得が確保できるよう、生産基盤の強化、経営安定対策の充実、先端技術を活用したスマート農業の取り組みや環境に配慮した生産技術の開発などを推進。生産者が安心して取り組める農業や、食料安全保障の確立などを訴えるとともに、各地の農協の支援を得ながら全国を回り、支持拡大を訴えてきた。

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