【名寄】
名寄神社例大祭の「みこし渡御」(神幸祭)が、5日午前9時半から行われ、古式ゆかしい装束に身を包んだ行列が市内を練り歩くとともに、法被姿の若い衆が威勢のよい掛け声を上げながらみこしを担ぎ、家庭やまちの平安を祈願するとともに、名寄の夏を熱く盛り上げた。
名寄神社(丸井一途宮司)、名寄神社例大祭祭典委員会(松前衛委員長)が主催。「名寄まつり」として長年親しまれ、今年も4日宵宮祭で幕開けし、5日例大祭、6日後日祭の日程で開催。
みこし渡御は祭りの中心行事の一つ。氏神が年に一度だけ市中を巡り、市民の生活を見て回るものとされ、五穀豊穣(ほうじょう)や商工繁栄、市内平安などを祈願するもの。
みこしを担当する名寄青年会議所や陸上自衛隊名寄駐屯地隊員などをはじめ、市内事業所、一般市民合わせて約30人がみこしを担ぎ、まちなかを練り歩いた。
今年の「みこし渡御」は、午前9時半に名寄神社を出発し、松前陶器店駐車場に到着し、神事を行った。その後、「よろーな」、吉田病院、ホテル藤花などを経て神社へと戻るコース。
この日はあいにくの雨天となったが、法被に鉢巻き姿の担ぎ手たちが、重さ約300kgあるみこしを担ぎ、「わっしょい、わっしょい」と威勢の良い掛け声を上げながら練り歩く勇ましい姿。沿道には多くの地域住民の姿が見られ、みこしを力強く担ぐ勇壮な姿に、拍手や声援が送られていた。
また、名寄まつりを盛り上げるのは、西3条通りの露店(4日~6日)。
会場では、くじ引き、射的、スマートボールなど昔ながらの遊びや、綿あめ、たこ焼き、かき氷、フランクフルトといった食べ物などの露店68軒がずらりと並び、親子連れなどでにぎわいをみせている。


名寄新聞の購読をご希望の方は以下のお電話・FAXまたはメールからお願いいたします。
※地方発送も承っております。お気軽にお問い合わせください
購読料:1,980円(1ヶ月)
TEL:01654−2−1717
FAX:01654−3−2181
MAIL:web-regl@nayoro-np.com