B&G道ブロック、スポーツ交流交歓会・剣道の部 名寄市風連チーム、団体・個人で優勝など健闘

【名寄】

加藤市長に喜びの報告を行ったメンバー

B&G北海道ブロック・スポーツ交流交歓会(剣道の部)が、7日に後志管内古平町で開催され、風連剣道スポーツ少年団員からなる「名寄市風連B&Gチーム」が団体戦優勝、個人戦小学生の部で優勝、個人戦中学生の部で3位入賞を果たす健闘を見せた。
同交流交歓会は、道内各地にあるB&G海洋センターやB&G海洋クラブで、日頃から鍛錬している青少年を対象としたスポーツの祭典。
団体戦には、先鋒・齋藤羽(つばさ)さん=風連中央小5年、次鋒・城山蓮佳(れんか)さん=風連中央小6年、副将・渡辺悠羽(ゆうわ)さん=風連中1年、大将・齋藤周(あまね)さん=風連中3年、補欠・渡辺美羽(みう)さん=風連中央小4年=が出場し、3勝1敗で優勝した。
また、個人戦小学生の部で城山蓮佳さんが優勝。個人戦中学生の部で齋藤周さんが3位入賞を果たした。
メンバー5人と監督の阿部毅さんは10日、市役所名寄庁舎の加藤剛士市長、岸小夜子教育長を訪問し、喜びの報告を行った。
大会を振り返り、周さんは「個人戦、団体戦でも同じ相手に破れてしまった。個人戦はすぐに負けてしまったが、団体戦では前の3人が圧勝してくれ、気楽に臨めた。自分の力だけでは何もできず、後輩たちが良い試合をしてくれ、応援も力になったので良い試合ができたと思う」。
悠羽さんは「個人戦では1回戦で敗れたが、団体戦では個人戦で負けた相手に勝てて良かった。砂川の大会に向けて、もっと練習して、勝てるように頑張りたい」。
城山さんは「昨年のB&G大会は準優勝で終わってしまいましたが、今回は優勝できてうれしかった。来年は中学生の部で強い人がたくさんいると思うけれど、頑張りたいです」。
羽さんは「個人戦は合い面で負けてしまったので、練習で面などがもっと強くなるよう頑張りたい。今後は大きな大会で優勝できるよう頑張りたい」。
美羽さんは「北海道名寄地方剣道大会名寄大会(6月開催)で優勝できたけれど、これで相手が自分を倒したいという気持ちで向かってくると思う。それでも優勝できるよう頑張りたいです」と報告した。
今大会での健闘について、監督の阿部さんは「試合に臨む姿勢が、礼に始まり、礼に終わる剣道の精神、試合にかける思いなど、他のチームと比べて勝っていたと思う。日頃の練習も、風連少年団と名寄少年団が合同で取り組んでおり、互いに切磋琢磨(せっさたくま)している。成長に合わせて技量が付いてきていると思う」と、教え子たちの健闘に目を細める。
子どもたちの報告を受け、加藤市長は「B&G財団には名寄市もさまざまな支援をいただいているが、今回の素晴らしい結果を誇らしく思う。また、活躍を通じて、名寄の名も全道に響いたと思う。これからも精進してほしい」と、さらなる飛躍を願った。