BOOK LAB.
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BOOKLAB.書籍紹介 社会は「私」をどうかたちづくるのか
「自分」というものの存在を認めることなしに生きていくことは簡単ではない。中世、小規模な国や農村で一生を過ごす人々にとって、規範、道徳、自身の役割は全て所属するコミュニティの伝統が作り上げていた。
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BOOKLAB.書籍紹介 ひとかけらの木片が教えてくれること:木材×科学×歴史
生木の肌を思わせるクリーム色の表紙には表、背、裏表紙にかけて形のさまざまな木の欠片が並んでいる。表紙に写っている木片は実寸大ではなく、実際には1mm~3mmほどのごく小さなものなのだという。
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BOOKLAB.書籍紹介 カラマーゾフの兄弟
「好きな本はなんですか?」読書家同士が一度は交わすコミュニケーションである。そのコミュニケーションにはもちろん、相手がどのような本を読んでいるかという関心だけでなく、自分の関心領域にどれほど近いか、次なる話題になり得るか、価値観がどれだけ自分と近いか、など様々なことを探る意味も含まれている。
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BOOKLAB.書籍紹介 虫を描く女(ひと):「昆虫学の先駆」マリア・メーリアンの生涯
本書は2002年に出版された『情熱の女流「昆虫画家」 メーリアン波乱万丈の生涯』を復刻したものだ。本書の主人公マリア・シビラ・メーリアン(Maria Sibylla Merian、1647〜1717)は17世紀ドイツ、そしてオランダを拠点に活動した画家である。
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BOOKLAB.書籍紹介 これは水です
著者:デヴィッド・フォスター・ウォレス(訳:阿部重夫) 出版社:田畑書房 出版年:2018年 「Stay hungry, Stay foolish!」 かのスティーブ・ジョブズが2005年のスタンフォード大学卒業式にて行ったスピーチは、彼の野心的な言葉にて閉じられた。そのスピーチは現在でも伝説として語り継がれ、Youtubeなどのネット媒体でも多くの人の心を動かし続けている。 しかしアメリカ・タイム誌が発表した「歴代ベスト卒業スピーチリスト」という少々ニッチなランキングにて、ジョブスのスピーチは少なくとも、一番上には表示されていない。ジョブスの下にもウィンストン・チャーチルやジョン・F・ケネディなど錚々たる名前が軒並み連なっている。…
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BOOKLAB.書籍紹介 未来をつくる言葉:わかりあえなさをつなぐために
本書の冒頭、著者のドミニク・チェンは自身の娘が生まれた時に自分の死が「予祝」された感覚を回顧している。新たな命が生まれる瞬間に、自身が死を含む命のサイクルの中に位置付けられたかのような名付けがたい感覚だったという。
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BOOKLAB.書籍紹介 細雪
谷崎潤一郎、『細雪』。彼が惚れ込んだ関西地方の景色や風景や、当時の上流社会の絢爛たる生活を四季折々に描きこんだ、大長編作品である。当時、文芸作品を読まない昭和天皇も愛読したとされる。彼の代表作であり、かつ日本近代文学の最高傑作とも名高い作品である。
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BOOKLAB.書籍紹介 おいしくってありがとう 味な副音声の本
『おいしくってありがとう 味な副音声の本』は、フードエッセイスト・平野紗季子による人気ポッドキャスト『味な副音声 ~voice of food~』をもとに編まれた対談・エッセイ集だ。番組の配信200回を記念し、その中から選りすぐりの33の放送を書き起こしている。音声メディアならではの空気感ややりとりの温度が紙の上に移され、耳で聴くときとはまた違う、言葉の細部まで味わえる一冊だ。
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BOOKLAB.書籍紹介 バトラー入門
ジェンダーという言葉を聞くと、そのわからなさや多義さや曖昧さに途方に暮れ、ひょっとすると蕁麻疹が出るような気持ちになる人は割合いるのかもしれない。本書名にある「バトラー」とはアメリカの文学者ジュディス・バトラーのことであるが、もしバトラーの本を読んだことも、さらに言えばその名前を知らなくても、ジェンダーというこの「厄介で」あまりにも身近な問題に対して手を伸ばすとっかかりになるだろう。
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BOOKLAB.書籍紹介 手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)
日本文学において、太宰治の存在の大きさはいうまでもありません。彼の作品のいくつかに、彼の周りにいた女性の存在が大きく関係しておりました。
