書評
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BOOKLAB.書籍紹介 つみきのいえ
思い出に欠かせないもの。それはきっかけとなるモノだ。絵本『つみきのいえ』は、海の上にある家に住むおじいさんが主人公の作品だ。
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BOOKLAB.書籍紹介 ことばの食卓
食事や食物に関するエッセイは読んでいて楽しい。そういう文章の書き手は皆美味しいものが好きで、美味しいものの作り方をよく知っている。きっといつも食べ物のことを考えていて、美味しいものとの出会いや体験をしっかりと拾い上げ、味わうことに長けているのだろう。
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BOOKLAB.書籍紹介 海のうた
海を、思い浮かべてみてください。それは人で賑わう真夏のビーチだろうか。遠い島国の、サンゴ礁が透き通るエメラルド色の海だろうか。それとも、淋しい漁港だろうか。全てを壊し呑み込んでしまうような嵐の海だろうか。
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BOOKLAB.書籍紹介 進化が同性愛を用意した
LGBTに関する話題が日々世間を騒がせ、男女の分断を強調するような主語の大きい意見が今日もどこかで炎上している。
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BOOKLAB.書籍紹介 夏葉社日記(なつはしゃにっき)
『夏葉社日記』はある一人の青年の書いた日記を単行本化した作品である。ブログやwebマガジンの投稿サイト「note」に綴られたものが元になっている。『夏葉社日記』は彼が3ヶ月夏葉社で過ごした日々と彼自身が本の魅力を伝える仕事へと再び歩み出す日々が綴られている。
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BOOKLAB.書籍紹介 夜間飛行
空を飛ぶことは人類にとって長年の悲願だ。アメリカのボーイング社は今年6月、宇宙飛行士を乗せた新型宇宙船スターライナーを打ち上げた。本格運用に向けての初の有人試験飛行であったが、打ち上げ後に不具合が見つかり、2ヶ月経った今も2名の宇宙飛行士が国際宇宙ステーションに滞在し続けている。
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BOOKLAB.書籍紹介 嘘つきアーニャの真っ赤な真実
本書の著者はロシア語通訳、そして稀代のエッセイストとして知られる米原万里である。『ロシアは今日も荒れ模様』、『不実な美女か貞淑な醜女(ブス)か』など時に痛快で心情に裏表のないエッセイを著した。本書『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』は彼女がまだ少女だった頃の出来事を描いた1冊だ。
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BOOKLAB.書籍紹介 アイスの旅
なぜだろう、私にとってノスタルジーときいて思い浮かぶ季節は必ず夏だ。夏休みという特別な時間によって、なんてことない、でも強烈な経験が子供の頃の記憶に刻み込まれたからだろうか。そしてそのノスタルジーな夏にとって、アイスはなくてはならないバイプレーヤーだ。
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BOOKLAB.書籍紹介 個人書店が選ぶ、いま読んでほしい海の本
海の日、久しぶりの三連休。皆さんは何をして過ごしただろうか。私は冷房の効いた部屋で悠々自適にこの本を読んでいた。
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BOOKLAB.書籍紹介 かなわない
自己愛に欺瞞を抱き、それに対する驕りすら感じながら生きてきた人は少なくない。誰かを愛することは難しい。もっと正確に言えば、揺るぎない愛を保ち続けることは難しいことだとつくづく思う。