【名寄】
ピアニストで作曲家の鈴木孝彦さんと声楽家の廣瀬史佳さんのミニコンサートが、9日午後6時からラポール音楽教室(上田明美主宰)で開かれ、同教室に通う生徒や保護者など約30人が参加した。
鈴木さんは札幌市の出身で、父親は小学生時代に名寄市に住んでいたことがある。東京音楽大学ピアノ演奏家コースを経て、同大学の大学院修士課程を2009年に修了。その後、ピアニスト、作曲家、バンドなど多くの分野で活躍している。
名寄では、16年に姉と一緒に天文台でコンサートを実施したのを皮切りに、イオンモールでの演奏、オリジナル曲「イヌとひまわり」の作曲と、それに伴う智恵文地区での撮影など、定期的に名寄市を訪れ、ピアノ演奏や作曲活動などを展開している。
昨年3月には、同音楽教室でCDの制作活動を行い、全6曲を収録。終了後に、同教室の生徒などを対象にピアノコンサートを開催した。
廣瀬さんは、佐賀県唐津市の出身で武蔵野音楽大学声楽学科を卒業。その後、バンドのボーカルや作詞など幅広い活動をしている。
特に、ソロ歌手として自身も歌うことで、生徒や聴衆に笑顔を贈り続け、医学的な側面も取り入れた発声法の指導には定評がある。
今回、同教室の上田さんの計らいにより、2人のジョイントによるミニコンサートが実現した。
はじめに、鈴木さんが「エリーゼのために」「トルコ行進曲」「血流」をピアノでソロ演奏。後半は、鈴木さんのピアノ伴奏により、「プロローグ」「ネッスンドルマ(誰も寝てはならぬ)」の2曲を廣瀬さんが歌った。特にネッスンドルマでは、素晴らしい音声で出席者を魅了した。
名寄南小学校6年の石川晃靖(こうせい)君は、「『血流』や『エリーゼのために』は心に響いた。『ネッスンドルマ』の歌声は、会場に響き渡り素晴らしかった」と語った。
ミニコンサート終了後は、ライブ配信を実施。鈴木さんと廣瀬さんの軽快なトークに合わせて、ピアノのソロと、ボーカルを入れた演奏を交互に実施した。
素晴らしいピアノ演奏や歌唱を全国にライブ配信し、名寄のPRと合わせて、視聴者の盛り上がっている姿が、SNSなどで次々に投稿されていた。


名寄新聞の購読をご希望の方は以下のお電話・FAXまたはメールからお願いいたします。
※地方発送も承っております。お気軽にお問い合わせください
購読料:1,980円(1ヶ月)
TEL:01654−2−1717
FAX:01654−3−2181
MAIL:web-regl@nayoro-np.com