バドミントン少年団の心奏羽B・Cに所属する稚内東小5年、上木波音さんが14、15日に北ガスアリーナ札幌46で開かれた、なの花薬局カップ第43回北海道小学生バドミントン大会・5年生以下男子シングルスで3位入賞し、12月24~28日に兵庫県神戸市で開催の全国大会出場権を得た。上木さんにとっては小学2年生だった2021年以来、3年ぶりとなる全国出場を決めた。
5年生以下男子シングルスには上木さんを含め、各地区予選を勝ち抜いた37人がトーナメントで熱戦。上木さんは初戦で函館の選手にセットカウント2対0、次の試合で小樽の選手に2対1、準々決勝で苫小牧の選手に2対0で順当に勝利。準決勝は全道トップクラスの実力を持つ旭川の選手に0対2で敗れたが、最後まで粘り強く食らいついた。最終的に、この旭川の選手が優勝した。
上木さんは3位決定戦にまわり、小樽の選手にセットカウント2対0で圧倒し、全国大会出場を決めた。
昨年の同大会で上木さんは4年生以下シングルスに出場したが、準決勝で敗退。そのあとの3位決定戦でも敗れ、4位の成績となり、3位以上に与えられる全国大会出場を逃したが今年は雪辱を果たし、全国行きを決めた。
これまでも全道規模の各種大会で活躍し、3年前の小学生ABCバドミントン大会北北海道予選会で見事優勝し、稚内の選手としては初めてとなる全国大会出場権を得た。しかし、当時は新型コロナウイルス感染拡大の影響で全国大会が中止となる事態に。その後、代替の大会としてジュニアバドミントンフェスティバルinさいたまの開催が決まり、上木さんを含む当初の出場予定者が参加できることになり、全国の大舞台に立った。
また、現在は中学生の兄・上木湊都さんも、小学生時代には全国出場を経験。兄弟揃って活躍している。
波音さんにとっては自身3年ぶりの全国出場で、稚内市内の選手としては4年連続となる。この快挙に競技団体やバドミントンに励む選手たちにとって、大きな励みになっており、活躍が期待されている。
(梅津)
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