仲間との楽しい思い出胸に 名寄市児童センターの卒業・進級おめでとう会、けん玉表彰式

【名寄】

名寄児童センター(柴野武志館長)の「卒業おめでとう会」とけん玉の表彰式が、3月23日に同センターで行われ、卒業生8人の門出を祝った。
18人が参加。卒業生は女子8人となった。柴野館長からの卒業を祝う挨拶の後、原田多美子さんによる紙芝居「雪わたり」を観賞。長めの話だが子どもたちは静かに物語に見入っていた。その後、一年を通していろいろな紙芝居を読んでくれた原田さんに、子どもたちからお礼の花束が贈られた。
卒業生8人が一人ずつ名前を呼ばれ、お祝いの花束を受け取り、みんなの前に整列。6年間で一番楽しかったことや、中学に行って頑張りたいことを順番に発表。楽しかった思い出が多すぎて、すぐに答えられないという場面も見られたが、「体育館で仲間と遊んだことが一番楽しかった」という声が多く聞かれた。
中でもドッジボールや「しにっき」という遊びがお気に入りとのこと。この他、塗り絵コンテストで1位を何度もとれたこと、クリスマスの行事が忘れられないという答えもあった。
中学に行って頑張りたいことは勉強という答えがほとんど。具体的には、「平均点以上をとりたい」「数学を頑張りたい」など、中学校での学習意欲を燃やしている。
次に、年間を通して練習してきたけん玉の検定で、3級から8級までを取った12人の表彰が行われ、柴野館長から手作りの金ぴかメダルを首にかけてもらった。3級を取ったのは1人で、3年生の梅永笑希(えま)さん。5級・6級が2人ずつ、7級が3人、8級が4人となっている。
最後に一人一人がみんなの前でけん玉の技に挑戦。緊張する中、最後には技をきっちり決めることができていた。3級の梅永さんは難しい「灯台」という技を披露、とても落ち着いて技を決めた。
引き続き、ゲームに移り、始めは紅白オセロ。2色のカードを床にばらまきお互いに札を裏返して自分のチームの色の札を増やすというもの。用意ドンで始まるとあちこちの札に向かって猛スピードで駆けていきストップがかかるまで頑張った。
二つ目は巨大バトンリレー。身体の半分くらいあるような大きくて重たいバトンを抱えてのリレー。小さな子どもたちも、周りの声援を受けて必死に抱えて走っていた。
最後は借り人競争。少し凝ったリレーで2チームに分かれ、2人が最初は後ろ向きでカードのある場所まで走り、そこで卒業生の名前が書かれたカードを引き、スタート位置に戻って名前の書かれた卒業生と一緒に一つのフラフープの中に入って、体育館を1周するというもの。体育館には応援する子どもたちの声援が響いた。
ゲームが終わるとプレゼントが用意されていて、抽選をして一人一人に手渡された。子どもたちはお菓子やキャラクター製品などが入ったプレゼントの袋を、互い見せ合うなどとてもうれしそう。最後は全員で記念撮影し、思い出に残る時間を過ごしていた。