販売実習のロールプレイング下川商高3年生と下川小年生小高連携起業家教育授業で実施

【下川】

下川商業高校(濱下昌也校長)と下川小学校(高舘正司校長)の小高連携起業家教育授業が、10日午前10時半から下川商業高校で開かれた。
下川商高では、販売実習会のロールプレイングを通して、小学生に商品の販売や接客について理解させ、職業観・勤労観の育成を図ることと、生徒の自主性、主体性を養うことなどを目的に、2年前から現在の形式で実施している。
当日は、下川小学校の5年生18人が高校を訪れ、同校の3年生28人が玄関で出迎えた。
はじめに、販売実習の全体を統括する総務部の杉山璃子さんと末永元気さんが、販売等を行う上で大切な「7大用語」(「いらっしゃいませ」「少々お待ちください」「お待たせいたしました」「承知いたしました」「恐れ入りますが」「申し訳ございません」「ありがとうございます」)を説明し、児童たちも起立して、元気に声を出して復唱した。
その後、「まごころ」「特産」「会計」の3班に分かれて体育館に移動して、販売実習のロールプレイングを実施。最初は、小学生がお客さん役を務め、高校生から販売商品の説明などを受けた。休憩後は、小学生が販売や会計などを担当し、高校生から7大用語を使って笑顔で対応することや、販売品を分かりやすく説明することなどの指導を受けた。
ロールプレイング終了後、小学生の感想発表があり、「いろいろな事を学べて楽しかった」「楽しい時間をありがとうございました」「高校生の皆さんと交流できて楽しかった」「いろいろな物を販売できて楽しかった」など、多くの意見が出された。
最後に杉山さんが、「多くの皆さんから『楽しかった』との意見が出され、うれしいです。これほど大きな販売実習を実施するのはあまりなく、私たちは、貴重な経験ができることをうれしく思っています。まだ先の話になりますが、皆さんの将来の進路選択の一つに下商を考えてほしい」と挨拶した。
3年生全員で小学生を見送って終了した。