「プロとの演奏楽しみたい」 18日にジャズアベンジャーズライブ 名寄高校吹奏楽部と協演 多くの来場を呼びかける

【名寄】

ライブ開催に向けて練習に励む
名寄高校吹奏楽部員

 「THE JAZZ AVENGERS LIVE 2024」が、18日午後5時(同4時半開場)からエンレイホールで開催される。当日は名寄高校吹奏楽部(大久保七海部長、部員46人)との協演も予定されており、多くの来場を呼びかけている。
 市教育委員会、市公民館、なよろ舞台芸術劇場実行委員会の主催。
 「THE JAZZ AVENGERS」は、日本のジャズ界における、美と実力を兼ね備えた8人。ジャズはもちろんファンクやフュージョンをベースに、セッションやライブサポート、レコーディングなど、各方面でファーストコールのメンバーが集結した、まさに「Avengers」の名に相応しい最強バンド。
 共演する名寄高校吹奏楽部は、第26回日本管楽合奏コンテストS部門全国大会で最優秀賞を受賞。この受賞を記念した公演「GOLD」で、世界的ジャズサックス奏者の元晴、エンタメジャズバンド「Calmera」、日本一ファンキーな高校生バンドの福井県立武生商工高校吹奏楽部と共演。その後もバンドネオン奏者の三浦一馬、ピアニストの長富彩、ジャズピアニストでアレンジャーのジェイコブ・コーラー、「Jizue」ピアニストの片木希依など、日本を代表するトップアーティストらと協演。23年度は北海道吹奏楽コンクールB編成の部で、13年ぶりとなる金賞を受賞。創部以来初となる東日本学校吹奏楽大会への出場を果たすなど、全国規模の大会で優秀な成績を収めている。
 同吹奏楽部の大久保部長によると、当日はオリジナル曲の「Unite(ユナイト)」「One By One(ワンバイワン)」「Top Me up!(トップミーアップ)」の3曲をセッションする予定という。
 共演に向けて、以前から練習のための音源はもらっていたものの、コンクールなどもあったことから、本格的な練習は今月6日からとなり、現在はパート練習を中心に取り組んでいるという。
 ジャズ音楽は日頃、あまり演奏していないとのことで、大久保部長は「いつも演奏している曲とは違い、その時々で雰囲気が変わってきます」と説明。中でも「Top Me up!」は7拍子で、特に難しい曲とのこと。
 大久保部長は「プロの方と協演する機会はあまりないことなので、楽しんで演奏したいし、いろいろ学びたいです」と抱負。
 顧問の山本真平教諭は「深田さん、ジェイコブさんらとの共演もあり、全くジャズに触れていないというわけではない。短い時間だが、ジャズアベンジャーズの皆さんと、リハーサルを通じていっぱい関わり、学んで、そのスタイルになじんだ演奏ができれば、部員みんなにとっても引き出しが増えると思う。また、8月31日には全道大会を控えているので、今回の経験が演奏に生かされればいいと思っている」と話している。
 「THE JAZZ AVENGERS LIVE」のチケット(全席自由)は3千円(当日券は300円増。EN-RAY倶楽部会員は1割引)。18歳以下無料チケットも限定200枚で取り扱っている(同伴する保護者はチケットが半額となる)。
 チケットの取り扱い、問い合わせはエンレイホールチケットセンター(0165433333)へ。