「精いっぱい自分のプレーを」全国中学生軟式野球大会出場へ 美深中野球部・NABBC所属の中瀬遥駿さん、U -14北海道選抜選手に

【美深】

美深中学校野球部、名寄ベースボールクラブ(NABBC)所属の中瀬遥駿さん(美深中2年)は、北海道中学軟式野球連盟の2023年度U‐14北海道選抜選手として、16、17の両日、千葉県柏市で開かれる「コントリビュートカップ 第25回全国中学生軟式野球大会」に出場する。12日午後3時に町役場を訪れ、草野孝治町長らに意気込みを語った。また、午後4時に美深町野球連盟の園部一正会長を訪ね、激励を受けた。
中瀬さんは、父親が野球をしていることもあり、勧めもあって小学1年から野球を始めた。小学5年からピッチャー、今年からNABBCでキャプテンを務めている。得意の投球はストレートが中心とのこと。
「試合で自分が活躍できたとき、やりがいを感じる。ピッチャーは試合をつくるために大切なポジションで、勝利に結びつけるためにも、しっかりしないといけない」と野球の楽しさとともに、難しさも話す。
U‐14北海道選抜選手に選ばれるのは初めてで、昨年10月21日の1次セレクション、同月22日の2次セレクション、11月3日の最終セレクションを突破。参加者70人の中から20人を選抜し、メンバーの一人に選ばれた。
選抜選手となった知らせを受けて「うれしかった。選ばれるとは思っていなかった」と笑顔で語る。
同時に「コントリビュートカップ 第25回全国中学生軟式野球大会」への出場も決まった。
同大会には16チームがエントリーし、北海道選抜チームの「北海道SBC」は開幕試合が初戦となり、福島県の「福島のだまクラブ」と対戦する。中瀬さんは背番号20を付け、ピッチャーとして出場する。
中瀬さんは、同校の村澤泰志教頭と町役場を訪れ、草野町長らに報告した。
全国レベルの大会に出場するのは、昨年2月に熊本県で開かれた「第6回全国中学軟式野球交流大会」以来3回目。今回の全国大会出場を前にして「勝利に貢献し、優勝できるよう、自分にできるプレーを精いっぱいやっていきたい」と意気込みを語った。
草野町長は「出場おめでとう。優勝を目指して、全力を尽くしてほしい。美深から選抜選手に選ばれることを誇りに思う。悔いのない試合をしてきてほしい」。
村澤教頭も「選抜選手に選ばれ素晴らしい。全校を挙げて応援したい」と活躍に期待を込めた。
また、中瀬さんは野球連盟の園部会長のもとを訪ねた。
園部会長は「このようなチャンスは少ないので、いろいろな地方の同年代の選手を見て、視野を広げてほしい。素晴らしい経験になると思うので、頑張ってきてほしい」と激励した。