アスパラやトマト販売を学ぶ 下川商業高校で食育講演、JA北はるか青年部招き

【下川】

下川商業高校(濱下昌也校長)で北はるか農業協同組合青年部による「農協食育講演」が、5月31日午後1時35分から同校で開かれ、3年生28人が受講した。
同校では例年、販売実習の前に同農協の協力を得て販売するアスパラやトマトなどの食育講演を実施。
今年は6月21日に下川と名寄、同28日に札幌で販売会を予定していることから、この日の開催となった。
同農協青年部から部長の品地一彰さん(下川)、笹岡直矢さん(同)、三島渉さん(同)、中瀬亮太さん(美深)、細谷佑太さん(同)と、同農協職員の星賀俊昭さんが講師を務めた。
始めに、同農協と青年部の概要とアスパラについて説明。
アスパラの見分け方は、「鮮度が良く(朝採りが一番)、太い方が柔らかい」。おいしさを長持ちさせるコツは、「上からポリ袋またはラップを被せて冷蔵庫で保存する。適温は2.5度で野菜室はNG」。消費者に伝えたいこととして「栄養豊富で低カロリー。アスパラギン酸は疲労回復に効果がある」と話し、「日中と朝晩の寒暖差が大きく、とても甘い」と述べた。
次に、フルーツトマトについて、下川では36軒の生産者が8haで栽培していることに触れ、「フルーツトマトは糖度が8度以上で甘い」「6月中旬から8月中旬まで収穫」「栄養価、健康食品としても魅力」などと話し、「養液栽培で水や肥料を機械で抑制しながら管理し、糖度の高いトマトが生産されている」と伝えてほしい―と述べた。
最後に「接客は、笑顔と大きな声が大切です」と話し、生徒たちを激励した。