カッパや海賊、災害など多彩 下川小学校4~6年生、自由研究の成果を発表

【下川】

下川小学校(高舘正司校長)の夏の自由研究発表会が、8月30日午後0時50分から同校で開かれ、多くの保護者が参観に訪れた。
自由研究を実施している学校は、年々少なくなっているが、同校では、毎年4年生以上を対象に自由研究を実施。4・5・6年生55人がそれぞれ四つのグループに分かれて発表した。
テーマは、SDGsの17の目標に沿ったものとし、各児童は「SDGsについて」「サイフォンについて」「アーロン・ジャッジについて」「オーロラについて」「人類が生まれた理由」「月について」「カラスについて」「紙幣の歴史」「かっぱについて」「日本で起こりやすい災害」「動物のくらし方」「ヒグマについて」「しもかわしいたけについて」「北海道の道の駅について」「元素の秘密」「縄文遺跡について」「生活習慣病について」など、環境、宇宙、スポーツ、歴史、生物、医療、くらしなど、幅広い分野で研究したことを発表した。
4年生の大平菜々美さんは「かっぱについて」を発表。大平さんは妖怪が好きで、「定山渓に行ってカッパについて調べた。怖い生き物だと思われていたが、溺れる人がいなくなり、良い生き物になった」などと述べた。
5年生の松田康聖君は「大海賊フランシスドレイク」を発表。松田君は、16世紀のイングランドの海賊であるドレイクが、「国の発展に貢献したことが驚いた」などと述べた。
6年生の渡邊潤君は「日本で起こりやすい災害」を発表。渡邊君は、日本で起こりやすい災害の順は、①台風②地震③洪水④地すべり⑤火山(噴火)―の順。「台風は、1959年の伊勢湾台風。地震は、2011年の東日本大震災が最も被害が大きかった」とし、自分でできる災害対策として「早めの避難」「避難場所の確保」などと述べた。
発表後は、他の児童や保護者から多くの質問や感想が出され、児童たちにとって貴重な経験の場となった。

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