1998年1月生まれで、長崎県の出身。
東京理科大学理工学部、京都大学大学院工学研究科社会基盤工学専攻(修士課程)を修了後、2022年4月に国土交通省に入省。関東地方整備局、北海道開発局旭川道路事務所、物流・自動車局物流政策課を経て、国交省を退職した。
2025年4月1日に下川町の地域おこし協力隊員(シモカワベアーズ)に委嘱され、一般財団法人しもかわ地域振興機構に所属している。
定住に向けた政策立案、地域課題の解決全般など、伴走型支援を行いながら幅広い業務に取り組んでいる。
国交省には、本省と地方に3年間勤務。地方創生に関心を持っていたが、中央で働いてみて現場から遠く、課題解決に向き合う時間がなかった―などの理由から退職を決意。
広大な面積で人口が少ない北海道に関心があり、貢献したいとの思いが強かったことから、新しいことに挑戦する下川の地域おこし協力隊制度を活用した「シモカワベアーズ」に応募した。
人口が少ない地域での活動、公務員を経験し、少しでも、今より地域を考える行政であってほしい―などの思いが強かった。
業務内容は幅広く、町内事業所の業務改善・デジタル化、各種申請手続きの簡素化など行政と住民の橋渡しなども進めており、住民の皆さんには「気軽に相談してほしい」と呼びかけている。
祭りやイベントが好きで、旭川勤務の際は、網走の「春カニ合戦」、釧路市音別の「蕗まつり」などを訪れた。
下川の印象は、「自然豊かで暮らしやすい」と話し、休日は道の駅巡りなど、ドライブを楽しんでいる。また、自転車で町内をめぐるポタリングサークルにも所属している。
任期が終了する3年後については、「さまざまな経験を通して、新たな道を模索したい」と決意を語る。