1997年5月12日、栗山町の生まれ。3歳で岩見沢市へ移り、岩見沢農業高校畜産科学科を卒業。南幌町の地質調査会社、札幌市の寿司店、石狩市の羊牧場で勤務。羽幌町焼尻島の羊牧場が民営化された際、立ち上げをサポートした。
美深町のレストランBSBに、石狩市の羊牧場の元同僚がおり、昨年10月にBSBで開かれた「美深オクトーバーフェスト」を手伝うとともに、初めて美深を訪れた。
その際、美深のまちや自然を目にし、自分が住む環境としてマッチしていることから、美深町地域おこし協力隊に応募。妻、長男(3歳)と美深に移り住み、今年7月1日から隊員を務めている。
まちの印象で「移住してきた人が多く、移住者の受け入れに寛容な方が多い。イベントも盛んにある」と話す。
隊員として活動を始めて「飲食や農業の仕事に関わってきたが、自然はいろいろなものとつながっている」と語り、自然を中心に農業や林業、飲食などを発信することを念頭にしている。
自然や動植物が好きで、松山湿原や函岳に登り、天塩川でカヌーを体験。松山湿原のガイドを務める諸岡勇さんから植物や動物の生態を学んでいる。
アウトドアガイドを目指しており、まずは来年2月に行われる「北海道アウトドア検定」に向けて勉強中。「周りに先輩のガイドがいるので、いろいろと吸収したい」。
仁宇布地区には滝が16カ所あり、激流の滝、高広の滝、深緑の滝、雨霧の滝、女神の滝は林道で行けるが、その他は沢登りの装備が必要で「本州のアウトドアは沢登りも主流になっており、美深でも沢登りのツアーガイドができれば」と話し、将来はさまざまなイベント企画や商品開発も視野に入れている。
また、「青少年育成として、自転車ツーリングとキャンプをしたい。身近に自然があることを知るとともに、町外からも参加していただければ」と意気込み、町内外の人たちでイベント企画を目指している。
趣味は写真撮影、キャンプ。特技は羊の毛刈りで、毛刈り大会で優勝した経験もあり、アウトドアガイド業務の閑散期には羊の毛刈りのアルバイトも検討している。