ホームラン、決勝打と大活躍 岩井亮太君(名寄南クラブ野球少年団)が奮闘 全国学童軟式野球3年生大会 道代表メンバーとして出場し優勝

【名寄】

ホームランボールを手に、
加藤市長に出場報告を行った岩井君

名寄南クラブ野球少年団に所属する岩井亮太君(9)=名寄南小4年生=は、3月に滋賀県で開催された全国大会、「第20回多賀グリーンカップ争奪学童軟式野球3年生大会」(同実行委主催)に北海道代表メンバーとして出場し、見事優勝を果した。岩井君は、1日午後4時に市役所名寄庁舎の加藤剛士市長を訪問し、出場報告を行った。
同大会は、小学3年生以下を出場対象としたもので、3月30、31の両日に滋賀県多賀町で開催。全国から32チームが出場し、トーナメント形式で対戦。北海道からは、「北海道チャンピオンシップBest」「北海道チャンピオンシップAce」の2チームが出場した。
岩井君は、今年1月13日に歌志内で開催された北海道選抜のセレクションに挑戦。出場者105人の中から、北海道選抜(2チーム、1チーム18人)のメンバーに選出。岩井君は「同Best」チームのメンバーとして出場。
大会で岩井君は内外野、投手をこなし、打者としては2試合目から4番バッターを務め、初戦と準決勝でホームランを放つなど活躍。
決勝の対戦相手は「同Ace」チームとの北海道対決に。「同Best」チームは、四回まで劣勢だったが、最終回の五回に同点に追いついた。その後、ランナー一、二塁で打席を迎えた4番の岩井君は、一塁線を破る二塁打を放ち2点を獲得して勝ち越し。これが決勝点となり、チームを優勝に導いた。
岩井君は、小学2年生のときに名寄南クラブに入り、野球を始めた。「兄が南クラブにいるので、入りました」とのこと。左投げ左打ちで、4年生にしてレギュラーとして活躍。主にライトを守る。
大会で2本のホームランを放っている通り、打撃が得意という。学校のグラウンドでの練習の他、自宅に帰ってからはバドミントン用のシャトルが自動で放出されるマシンを用いたバッティング練習を欠かさないとのこと。元高校球児で父親の芳邦さん(46)の指導を受けながら、重さや太さの異なるバットを用いたり、フォームを意識したりしながら練習している。
芳邦さんは「まだまだですが、練習が日課となっているのは、すごいことだと思います」と目を細める。
将来の夢はプロ野球選手。岩井君は「柳田悠岐選手(福岡ソフトバンクホークスの外野手)のような選手になりたい」と語る。
報告を受けた加藤市長は「大活躍おめでとう。今後の成長が楽しみ」と、岩井君の活躍をたたえた。