第16回ヨーロッパ国際ピアノコンクールinJAPAN札幌地区本選(ヨーロッパ・ピアノ協会主催)が札幌のエルムホールで開かれ、稚内中央小2年の小柳暖さんが合格の判定で、11月23日から12月28日にかけ、週末に部門ごとに東京都で開かれる全国大会への参加資格を得た。小柳さんは「全国大会に出れることになりすごく嬉しい」と喜んだ。
小柳さんは自由曲コース小学1・2年生部門に出場し、6月に札幌で開かれた地区予選ではピアノ曲集「音の星座」3.レモンスカッシュに浮かぶ月を演奏し予選を通過。
本選では海の日記帳波のアラベスクを演奏。この曲は高学年で弾くような難しさだが挑戦することを決め、羽幌の音楽教室に毎月3回通い、レッスンを受けるほか、自宅でも毎日ピアノの練習に励み、予選から約3か月間で演奏を仕上げ「色々な指で同時にたくさんの音を出し、速くて大変だった」と小柳さん。
コンクールを振り返り「すごく緊張して上手く弾けるか不安だったけど、しっかり演奏できたので自信もあり楽しかった」と。審査員からは「豊かな響きでとても難しい曲を良く弾いていました」などと講評。
小柳さんは3歳の頃にヤマハ音楽教室のおんがくなかよしコースで音楽に触れ、ピアノが好きな母・里佳さんの影響もあって習い続け、幼稚園年長の時には別の大会で全国大会にも出場し、今回で2回目となる。
全国大会では同じ曲を演奏し、本番までに細かい部分を仕上げていく。小柳さんは「レッスンしてきたことを思い出して頑張りたい」。里佳さんは「暖らしい演奏をしてのびのびと頑張ってほしい」とエールを送る。(千葉大輝)
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