上川北部消防事務組合 下川小2年生5人へ感謝状 倒れている高齢者発見して対応 速やかな通報で予後に大きく寄与

【下川】

下川小学校(高舘正司校長、児童114人)の2年生5人は、上川北部消防事務組合(遠藤豊明消防長)から表彰を受けた。遠藤消防長が、23日午前8時半に同校を訪れ、感謝状と記念品を贈呈した。
長澤音(おとね)さん、半田翼さん、平野巴菜(はな)さん、近江玲花さん、熊迫たからさんは今年の9月3日、路上で倒れ、頭部から出血している高齢男性を発見。救急搬送が必要と判断して、付近にいた大人に事情を説明して救急車の要請を依頼した。早期の119番通報に繋がり、傷病者の予後に大きく影響した功績が認められ、この日の表彰となった。
この日に行われた同校の終業式の後、感謝状を授与した遠藤消防長は「皆さんが、道路で倒れているおじいさんを見つけ、近くにいる大人に知らせて救急車がすぐ来たことで、命に別状はありませんでした。皆さんの行動は、大変勇気ある行動です。下川町では、年間150件程度の救急出動があります。これからも、みんなで助け合い、人をいたわる気持ちを大切にしてください」と挨拶。
田村泰司町長も「2年生の5人は、小学校の裏で倒れていた人を見つけ、大人にきちんと伝えて救急車をすぐ呼ぶことができました。皆さんはけがをしている人を助け、勇気ある行動をしてくれました。これからも困っている人や倒れている人がいれば、周りの大人に連絡して助けてあげてください」と挨拶した。
表彰された半田さんと長澤さんは「初めて表彰されたのでうれしいです」。近江さんは「初めての表彰で緊張したけど、うれしかったです」と笑顔で述べていた。

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