下川小6年 SDGs子ども町民委員に 「町のありたい姿」へ多くの意見 町民会議委員とグループ討議

【下川】

 下川小学校(高舘正司校長)の6年生18人は、田村泰司町長から「SDGs子ども町民委員」委嘱状の交付を、4日午後1時25分から受けた。
 町長と町民会議委員から総合計画「2030年における下川町のありたい姿」の説明も受け、七つのグループに分かれて討議を行った。
 同日は、午前中に下川町SDGs推進町民会議(麻生翼会長)から「2030年における下川町のありたい姿」の中間評価の答申を受け、同校の総合的な学習の時間を活用しての開催となった。
 田村町長が、児童一人一人に委嘱状と名刺を手渡した後、「子ども町民委員として、総合計画などに協力してもらうために委嘱しました。3月までよろしくお願いします。最後のまとめの発表を楽しみにしています」と挨拶。
 総合計画とは何か、策定の流れなどを説明し、6年生の皆さんには、「『誰ひとり取り残されないないまち』のためにも、子どもの意見を取り入れたい」などと伝えた。
 総合計画の、下川版の七つのありたい姿の説明では「みんなで挑戦しつづけるまち」「誰ひとり取り残されないまち」「みんなで思いやれる家族のようなまち」「人も資源もお金も循環・持続するまち」などの目標について、町民会議の委員が、現状と課題などを分かりやすく児童に伝えた。
 児童たちは、関心あるテーマごとにグループを作り、同委員と一緒に討議を開始。
 「誰ひとり取り残されないまち」「みんなで思いやれる家族のようなまち」を選んだグループは合同で実施。
 グループを選んだ理由、課題や課題に関するアイデアなどを出し合った。
 「性別に関係なく暮らせるマチにしたい」「相手のことを否定しない」「決めつけないで理解する」「他の人とちょっと違うだけで、差別されるのは違う」「交流をもっと増やし、相手に価値観を押し付けない」「障がい者や女性が一人でも住めるマチにしたい」など、さまざまな意見が出された。
 グループ討議後は、同委員が児童たちから出された多くの意見を発表した。
 今後は、同委員が児童たちから出されたアイデアを引き取り、実現に向けての具体策をまとめ、3月までに発表(報告)を行う予定となっている。

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