下川町・こども園 冬の丘で尻滑り楽しむ

【下川】

町認定こども園「こどものもり」(古屋いづみ園長)の3歳児以上の園児52人が、9日午前に五味温泉体験の森で「冬の丘滑り」を楽しんだ。
地元拠点のNPO法人「森の生活」(麻生翼代表)と同園で、3歳以上を対象に月1回以上行っている「森のあそび」の一環。
「森のあそび」は、町内の自然でさまざまな体験を通し、五感や命の大切さを感じる心を育むことが狙い。
昨年4月末から季節ごとの草花や樹木、生き物を観察して四季の移り変わりを楽しんだ。森で採取した樹液、落ち葉や枝を集めて焼き芋も味わい、森の恵みを体感しながら思いっきり遊んできた。
「冬の丘滑り」は雪山を満喫する恒例行事となっており、コースは同園職員と森の生活スタッフが前日に現地を下見。安全確認を兼ねて、山の斜面に積もった雪を圧雪して準備し、4コースを設けた。
現地に到着すると、体験の森の雪山を登り、ひもを通した米袋などビニール袋に座って、斜面を滑り下りた。
4歳児18人と5歳児19人は、昨年12月26日に初滑りしており、今季2度目。これまでの経験を思い出しながら、足先を上げて加速し、雪煙を上げ豪快に滑った。慣れてくると2人乗り、3人乗りでも楽しんでいた。
雪原に埋もれるなど、自由な発想で遊ぶ姿もあった。
3歳児15人は初の雪山滑り。雪まみれになりながらも、楽しそうに笑みを浮かべ、時間いっぱい、元気に遊んでいた。
園児たちは、体験の森までの道中も上り坂を歩き、動物の足跡や植物を見て楽しんでいた。