中名寄小 ヒメギフチョウの姿も 神社山で環境整備・ごみ拾い 国道沿い清掃活動で大量のごみ

【名寄】

 中名寄小学校(稲本雄一校長、児童13人)は、1日午後1時半から神社山の環境整備・ごみ拾いを実施。また、国道239号沿いの清掃活動を行い、地域の環境美化に努めた。
 神社山は、高低差が約50m、活動可能な区域面積は約1ha。カラマツの植林地を切り開いた所に中名寄神社があり、季節ごとにさまざまな動植物を観察できる。
 環境整備は、PTA行事として毎年この時期に取り組んでいるもので、全校児童が参加した。
 児童たちは、鳥居をくぐって、参道や山頂に落ちていたごみを拾っていた。
 同時にオクエゾサイシンの葉を保護。オクエゾサイシンは、環境省レッドリストの準絶滅危惧種に指定されているヒメギフチョウ(アゲハチョウ科)の食草であり、卵も産み付ける。
 この日は、ヒメギフチョウの舞う姿が見られるとともに、サナギも発見するなど、保護活動に励んでいた。
 なお、12日にはヒメギフチョウ観察とオクエゾサイシン保全活動を予定している。
 下山後、神社山出入り口から中名寄5線バス停までの国道239号沿いで清掃活動を実施した。
 土手には、雪解けとともに大量のごみが現れており、空き缶やペットボトル、たばこの吸い殻、プラスチックごみなどを拾い集めたが、中には中身の残った飲料水や菓子も落ちていた。
 清掃終了後には、ビニール袋いっぱいのごみが集まり、子どもたちは地域の環境美化に貢献していた。

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