【名寄】
市立認定こども園「あいあい」(谷口恭子園長、園児138人)の「好きを大事に!~こどもと一緒に創る保育」をテーマとした公開保育が、28日午前9時半から行われた。
同園は、西保育所と南保育所を統合し、認定こども園として昨年4月に開園。昨年は、東保育所の職員に見学してもらい、相互研修を行っている。
この日の公開保育は、特別なことをするのではなく、子どもの主体性を大切にする同園の保育を見学してもらうことで、市内及び近隣市町村の保育職員との交流や情報交換の場とするため、今年、初めて企画。市内の民間こども園、市外などにも参加を呼びかけた。
士別市、下川町、美深町などから18人の保育職員が参加し、同園の0歳児~5歳児までの各クラスを自由に参観。同園職員に質問した他、園児に声かけをするなど、積極的に学んだ。
士別市北星保育園の保育士城守勇希さんは「士別では、大きいこどもを見ていることが多い。3歳未満児の部屋も広く、床も柔らかい。子どもたちに優しい設計となっている。窓も広く、給食設備なども見え、預ける側も安心できると思う」と語った。
公開保育は31日まで4日間行われることになっており、8月1日には保育研究として、名寄市立大学社会保育学科の傳馬淳一郎准教授がアドバイスなどを行う。公開保育について、傳馬准教授は「普段の保育を見てほしい」と話している。
谷口園長は「これまで公立保育所をオープンにしていなかった。職員から『よその園の先生も呼んで、見てもらいたい』との声が出され、実施しました。これを良いきっかけに交流を図り、大学とも連携してより良い保育を目指したい」と笑顔で語った。


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