交通安全や防災のクイズも 名寄カトリック幼稚園、JAFが“こども安全免許証”交付

【名寄】

学校法人旭川カトリック学園認定こども園名寄カトリック幼稚園(柴田沙知園長、園児81人)で、25日午前10時から交通安全に関するクイズと、園児への「こども安全免許証」交付が行われた。
名寄警察署(米村和信署長)とJAF(一般社団法人日本自動車連盟)旭川支部が合同で実施。
同署の佐藤裕太交通課長が挨拶。交通安全クイズには、北海道警察のマスコット「ほくとくん」も参加した。
「横断歩道の信号がチカチカした後に渡っていい」「近くの公園に自転車で行くのにヘルメットをかぶる」「雨が降っていたので傘をさして自転車を運転した」などの問題が出され、園児たちは元気に〇×で答え、ほくとくんが正解を伝えると、大きな歓声が上がっていた。
防災に関するクイズでは「大雨の時、避難するには①運動靴②長靴のどちらがいいか」「家にいる時、地震が来たら①トイレに逃げる②玄関に逃げる」などの問題が出された。「避難するときは、長靴だと水がたまるので運動靴が良いです」「トイレより、玄関の方が丈夫なので、玄関に逃げてください」などの答えを聞き、園児たちは防災についても学んだ。
その後、JAFの職員がパソコンを用いて、園児一人ずつに「こども安全免許証」を作成。園児たちは、自分の顔が写っている免許証を手に取り、笑顔を見せていた。
佐藤交通課長は、園児たちが喜んでいる姿を見て、「大人になったときに思い出して、交通安全に努めてくれればうれしい」と話し、「今後も実施を検討したい」と語っていた。