個性光る力作並ぶ 高志書道会45周年記念展

【名寄】

高志書道会(佐々木慶雲会長)の45周年記念展が、11日から15日まで市民文化センターで開かれており、会員たちそれぞれの個性が光る力作が並んでいる。
同会は有志が集い、1979(昭和54)年に発足、現国際書道協会の小原道城会長が「高志」と命名した。現在は名寄市内の会員12人で活動。国際書道協会副理事長の内田春蓮さんが4代目の講師を務め、毎月3回程度、「よろーな」(午後1時~同5時)を拠点とした例会活動をはじめ、各種書道展への出品を通じ、書の学びを深めている。
記念展は5年ごとに開催しているもの。記念展初日の11日午前10時から、同センター内でセレモニーが行われ、内田さん、同会の平野響春さん、堺卓也市公民館長のテープカットで会の節目を祝った。
堺館長が「45周年の記念展、誠におめでとうございます。素晴らしい作品が多く展示されており、たくさんの市民の方々に見ていただき、この記念展を盛り上げていただきたい。次の50周年に向けて健康に留意され、精進していただきたい」などと祝辞を寄せた。
会場には内田さん、佐々木会長をはじめ会員による力作や、小原会長による作品など90点が展示。
書風の古典を手本とした「臨書」や、好きな題材を選んだ「創作」など、さまざまな種類の書がずらり。また、写経、大字書など、書の奥深さを感じさせる作品が並び、来館者は見事な作品に見入り、書の世界を満喫している。
同記念展で平野さんは8作品を出展。この中の一つ、「竹簡(ちくかん)」は、文字をしたためた幅約7mm・長さ約30cmの竹を数十本、ひもでまとめられた作品。竹簡は紙の発明、普及以前に書写の材料として使われていたものという。完成には2週間ほどを要したとのことで、「初めての挑戦。出来上がり、充実感があります」と語っている。

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