元気な返事で仲間入り 下川小では17人の入学式

【下川】

下川小学校(高舘正司校長、児童114人)の入学式が、5日午前10時から同校体育館で行われ、1年生17人が、温かい眼差しに見守られながら小学校生活を歩み始めた。
この日は、晴れたり雨が降ったりの不安定な天候となったが、ランドセルを背負った新1年生は、校庭前にあるハルニレの大木に出迎えられ、元気に登校した。
本年度の入学式は、新1年生と保護者、教職員、田村泰司町長、川島政吉教育長、野崎晃史PTA会長など来賓に加え、全校児童もそろって出席。新1年生が6年生と手をつないで体育館へ入場した。
国歌斉唱の後、高舘校長が式辞で「すてきな小学生になるために、車が来ないかよく確かめて自分の命をしっかり守ること、早寝早起きして、朝ごはんをしっかり食べること、学校や家族、地域の方にも、挨拶や返事を元気よくすること」と呼びかけた。新1年生も元気よく「はい!」と応え、高舘校長が「皆さんに出会えて、とてもうれしい」と述べた。
川島教育長は「お兄さん、お姉さん、友だち、見守ってくれる地域の人たちにも、感謝の気持ちを込めて元気に挨拶してほしい。みんなの元気な挨拶が、まち全体を明るく元気にする」と告示。
野崎PTA会長は「学校で楽しいことが待っている」など祝辞を寄せた。
新1年生は在校生や保護者と向き合い、一人一人の名前が呼ばれると、その場で起立し手を挙げ、大きな声で「はい」と返事した。
在校生を代表して、大岡唯人君(6年)が「困ったことがあったら相談してほしい。学校生活を楽しみましょう」と歓迎の言葉を述べ、在校生全員で校歌を斉唱した。
 同校では、本年度教育方針の重点目標に「どの子にも『笑顔』と『自信』そして『居場所』を!~個別最適な学びと協働的な学びを通したウェルビーイングの向上~」を掲げている。