初めて北緯45度を通過 ダウン・ザ・テッシ‐オ‐ペッ 中川から幌延までカヌー下り

第31回北海道遺産天塩川カヌーツーリング大会「ダウン・ザ・テッシ‐オ‐ペッ2024」兼第21回北海道カヌーツーリング大会が、13、14の両日、中川町から幌延町までの天塩川(漕行距離47km)で開かれた。愛好者たちは豊かな自然風景を眺めながら、国内最北の大河で川下りを満喫した。
NPO法人ダウン・ザ・テッシ(酒向勤理事長)が主催し、北海道カヌー協会、北海道カナディアンカヌークラブなどと共催。国内最大級のカヌーツーリングイベントで、全国の愛好者たちに親しまれている。
今年は初めて幌延町内に入るとともに、北緯45度を通過するコースとなった。
選手100艇155人、スタッフ31艇90人(陸上班46人含む)の合わせて131艇245人がエントリー。道外は青森、茨城、栃木、埼玉、千葉、東京、岐阜、愛知、大阪、兵庫、広島、徳島、海外では台湾からの参加もあった。
13日は中川町内の佐久橋上流右岸河川敷を出発。ナポートポート、誉大橋、中川橋、「なかがわの瀬」、歌内橋、新問寒別大橋を経て、幌延町内の新問寒別カヌーポートまでの21kmを下った。
14日は新問寒別カヌーポートを出発。問寒別川合流点、雄信内大橋、円山カヌーポートを経て、幌延2号樋門(ひもん)付近の北緯45度ラインを通過し、幌延町内の三日月湖までの26kmを下って到着した。
参加者たちは青空の下、川面から広がる緑あふれる自然風景を眺めた。思い思いのペースでカヌーをこぎながら最北の大河で川下りを楽しむとともに、アトラクションでは愛好者同士の交流を深めていた。
なお、来年は幌延町から天塩町までのコースでの開催を検討している。