名寄大生が考案メニュー発表 働き世代の食生活を意識 なよろ健康レシピ開発プロジェクト 23、24日に弁当販売会を計画

【名寄】

名寄市立大学コミュニティケア教育研究センター(堀川真センター長)、Nスポーツコミッションによる「なよろ健康レシピ開発プロジェクト」の考案メニュー発表会が、19日午後6時から名寄市立大学図書館で開かれた。
同プロジェクトは、ジュニアアスリートや市民の健康づくりに資する料理レシピを開発・販売することを目的とし、2021年に始動。今年で4年目。
市内のスポーツによるまちづくりを推進するNスポと同センター、北海道味の素株式会社の3者が連携し、同学栄養学科の学生が中心となり活動を展開。現在は昨年同学に新設された「なよろ健康レシピ開発プロジェクトサークル」(大町悠馬サークル長)のメンバーが中心となり開発し、地元企業が商品化に協力するなど、産学官民連携による取り組みとして注目されている。
発表会には、同サークルメンバーをはじめ、堀川センター長、レシピ開発などに協力しているGRACE CUISINE(グレイス・キュイジーヌ)の石田雅子さん、弁当製造に協力している、なよろ陽だまりの会の岩崎甚一郎さんらが出席。
大町サークル長が本年度の取り組み経過について、北海道味の素によるレクチャーや、レシピの考案、試作、試食会を何度も重ねてきたこと。今月2日には、同サークルアスリート組の4人が考案した「明日に羽ばたけ!アスエール弁当」が、名寄で合宿を行っている北海道カーリング協会U15の小中学生たちに振る舞われたことなどが説明された。
続いて、サークルメンバーが、一般や働き盛り世代向けに考案した「おさかな餃子弁当」「牛っと野菜モリモリビビンバ」についてプレゼン。
食生活を意識しづらい世代に注目。餃子弁当は、餃子の皮の中にタラと豚ひき肉をミンチ状にした餡を入れたこと。カボチャのホックリサラダは、デザート感覚で食べてもらえるよう工夫したこと。ビビンバは、健康に意識を向けてもらいたい―と、野菜をおいしく食べてもらうことを意識し開発したことなどが説明された。
同プロジェクトでは、今月23、24の両日午前11時からイオン名寄ショッピングセンターで弁当販売会を計画。23日は「おさかな餃子弁当」、24日は「牛っと野菜モリモリビビンバ」を販売予定で、1日50食限定。価格はいずれも900円(税込み)。
大町サークル長は「自分たちも試食し、とてもおいしかったので喜んでもらえると思う」と多くの来店を呼びかけている。

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