名寄市立大学 思い出あふれる学び舎巣立つ 新生活へ期待膨らませる 学生195人の卒業証書授与式

【名寄】

 名寄市立大学(家村昭矩学長)の2024(令和6)年度卒業証書・学位記授与式が、19日午前10時半から同学体育館で行われた。卒業生は、恩師や友人との別れを惜しみながらも、春からの新生活スタートへ期待を膨らませていた。
 本年度の卒業生は栄養学科39人、看護学科51人、社会福祉学科51人、社会保育学科54人の合計195人。
 式では、保護者や関係者の温かい拍手に迎えられ、華やかなはかまやスーツ姿の卒業生が少し緊張した表情を見せながら入場。
 家村学長が各学科代表者に卒業証書・学位記を授与し、「コロナ禍で大きな不安を抱えた学生生活のスタートとなり、サークル活動、友人との交流、行事などさまざまな活動が制限され、苦労も多かったと思う。自身の努力、家族や教職員の支えがあっての4年間であり、知的好奇心を常に持って人生を豊かにし、自分らしく光り輝けるよう走り続けてほしい。また、本学4年間の生活を人生の軸に、より一層努力して社会で活躍してほしい」などと告辞した。
 大学設置者の加藤剛士市長が「在学中の約半分がコロナ禍で、行事の中止やリモート授業など活動が制限され、苦労しながら知識や技術を身に付けたと思う。不安もあると思うが、夢や希望に向かって自分を信じて素晴らしい未来を切り開いてほしい」と祝辞。
 在学生代表の今氏梨瑚さん(社会福祉学科2年)は「卒業後はそれぞれの道に進むこととなり、楽しいことだけではなく困難もあると思うが、名寄大学で築き上げた力や歩みに誇りと自信を持って社会で活躍することを期待している」と送辞。
 卒業生代表の滝田さりなさん(栄養学科)は、学生生活を支えてくれた家族や教職員、友人などに対して感謝するとともに、「社会に出る人、進学する人それぞれの道を歩むことになるが、これからも感謝の気持ちを忘れず、日々精進する」と答辞を述べた。
 卒業生は、大学生活を通して得た貴重な経験を胸に、4年間の思い出が詰まった学び舎を巣立ち、新たな一歩を踏み出した。

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