【名寄】
名寄市立大学(家村昭矩学長)の、2025年度卒業生の進路状況などがまとまった。
25年度の卒業生は、栄養学科40人、看護学科51人、社会福祉学科50人、社会保育学科42人の合計183人。
このうち、就職者は178人(就職率98・3%)で、大学院などへの進学者が2人(進学率100%)。21年度以降の5年間の就職率は、いずれも98%を超え、高い数値となっている。
名寄市では、卒業生の地元定着を推進するため、地元定着化推進事業を実施し、対象者に20万円を助成している。直近5年間の地元就職者の状況は【表1】の通りで、21年度以降は、毎年10人以上が市内に就職している。
大学では、毎年市内の事業所などを対象に、ミニジョブカフェを年2回開催(学生課)し、地元就職を促進している。
25年度の卒業生の地元就職の内訳をみると、名寄市立総合病院が看護師5人、MSW(医療ソーシャルワーカー)1人の計6人。名寄市が一般職1人、保健師1人、保育士3人の計5人。社会福祉法人2人、医療機関1人、栄養教諭1人を合わせて合計15人が地元に就職。近年では、最も多くの学生が名寄市を選んだ。

道北センター福祉会 玉木さん(秋田出身)が語る
3月に名寄市立大学を卒業し、4月から社会福祉法人道北センター福祉会に職業指導員として勤務している玉木美翔(みか)さんに話を聴いた。
玉木さんは秋田県鹿角市出身で、花輪高校を卒業した後、22年4月に同大学社会福祉学科に入学。高校時代から福祉分野、特に障がい者福祉に関心を持っていたこともあり、入学を決意。
学生時代は、4年間SO(スペシャルオリンピックス)サークルに所属し、1年余り代表も務めた。3年次から、精神保健福祉士養成課程を履修。今年の国家試験では、社会福祉士、精神保健福祉士の試験に合格した。
精神保健福祉の分野に進みたかったこと、実習先が道北センター福祉会だったことなどから、就職先に選んだ。
同福祉会では、道北ワークセンター(就労継続支援B型)、自立支援(生活訓練)緑ケ丘、グループホーム、地域活動支援センターなどを運営。玉木さんは、ワークセンターに所属している。
就職後は、名寄公園の管理、クラフトペーパーでの小物づくり―などの作業を、利用者と一緒に行っている。
約10日間が経過した現在の心境について、玉木さんは「初日はすごく緊張しました。利用者の方も、少しずつ話してくれるようになり、また、仕事も任されるようになりました。職場も明るく、できることも増え、やりがいが出てきました」と話す。今後は、利用者の支援など、職業指導員としての業務が拡大される予定だ。
玉木さんは「障がい者が、地域で当たり前に暮らせるようになることを願っています」と笑顔で語る。
趣味は、ソフトテニスやジョギングで、現在もSOサークルのボランティアとして活動している。
道北ワークセンターの寺町三善(みよし)センター長は、「名寄市立大学の卒業生を採用するのは初めて」と話し、玉木さんについて「緊張がある中、頑張ってくれている。利用者に選ばれる職員になってほしい」と、期待を込めた。

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