名寄西小6年 薬物の恐ろしさを学ぶ 名寄警察署生安職員講師に教室

【名寄】

名寄西小学校(輕部恭子校長)で、薬物乱用防止教室が13日に開かれ、6年生43人が薬物の恐ろしさなどを学んだ。
同教室は、保健体育の保健の授業の一環として行われ、名寄警察署生活安全課職員が講師を務めた。
はじめに、生活安全課の業務について、銃や刃物などの銃刀法違反の取り締まり、犯罪を未然に防ぐ防犯、20歳未満の少年の補導などがあることを紹介。
お酒の害については、体が成長する前に飲むと、脳が委縮すること、記憶力の低下などが起きることをCTの画像を示しながら訴え、依存症になりやすいことも伝えた。
薬物については、大麻、覚醒剤、MDMA(合成麻薬)の3種類あることを写真で説明し、持っているだけでも犯罪になる―と語った。また、1回の使用でも“乱用”になり、「自分の意志ではやめられなくなる」と、薬物使用の恐ろしさを訴えた。
また、薬を大量に飲んでしまう「オーバードーズ」にも触れ、「体に大きなダメージが生じ、死に至る場合もある」と注意を呼びかけた。
最後に、薬物を使用させようと誘惑してくる場合があるので、「正しい知識を持つこと」「断る勇気を持つこと」が大切だと、児童たちに訴えた。
質疑では、「薬物乱用した人から没収したものはどうするのですか」「名寄でも薬物事件はあるのですか」「薬物と知らないで持っていた場合はどうなるのですか」などの質問が出され、児童たちは薬物の恐ろしさなどを学んでいた。

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