名寄高校 テープカットで祝う 新校舎「実習棟」の落成セレモニー 供用開始は来年1月を予定

【名寄】

名寄高校(今中勇希校長、生徒360人)で建設工事が進められてきた新校舎「実習棟」の落成セレモニーが、15日午後0時50分から同校で行われ、生徒によるテープカットなどで完成を祝った。
名高と名寄産業高校の統合再編(2023年4月)により、普通科(4間口)に加え情報技術科(1間口)を新設。現在は情報技術科1年11人、2年15人の計26人が在籍。このため情報技術科が主に使用する実習棟の建設工事が、23年8月10日から同校既存校舎前で進められてきた。
同校によると、実習棟は鉄筋コンクリート造り2階建て、延べ床面積1790平方m。総工費約9億8400万円。既存校舎2階部分と渡り廊下でつなぎ、生徒は主にこの渡り廊下から行き来するとのこと。
1階はプログラミング実習室、ソフトウェア実習室、情報通信実習室、工作機器実習室など。2階はPC実習室、総合実習室、データ処理実習室などを備える。工期は外装など今年12月20日までを予定。今後、パソコンなどの機材が搬入され、供用開始は来年1月ごろを予定。
セレモニーは既存校舎と実習棟をつなぐ2階部分で行われ、今中校長が「待ちに待った実習棟が完成。これまで狭い部屋で頑張ってきたが、これからは大きな教室で学んでほしい。機材が入り次第、使用できる教室は使っていきたい」と挨拶。生徒代表が「建設に尽力いただいた皆さんの労力に報えるよう、精進したい」と感謝した。
その後、情報棟の内覧が行われ、真新しい教室などを見学した生徒は「これまでより広いしきれい。勉強にも熱が入ります」と話していた。 

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