【名寄】
名寄中学校男子ソフトテニス部(藤原悠綺主将、部員43人)は、中体連第56回全国ソフトテニス大会に出場し、団体戦で5位(ベスト8)入賞の好成績を収めた。個人戦でも藤原悠綺さん・佐々木准一さんペアがベスト16に入って健闘した。部員たちは2日午後5時に市役所名寄庁舎を訪れ、加藤剛士市長と岸小夜子教育長に結果を報告した。
同部は、全国予選となる全道大会の団体戦で念願の初優勝を果たした。また、個人戦で藤原・佐々木ペアが3位に入賞し、19日から熊本県で開催の全国大会出場を決めた。
全国大会の団体戦には25チームが出場。トーナメント戦で行われ、名寄は1回戦の岡山県代表、2回戦の岩手県代表にそれぞれ2対1で勝利。続いての準々決勝では、国内トップクラスの選手をそろえ、今大会優勝の埼玉県代表の上青木中学校(今大会優勝)に惜しくも敗れたが、見事、目標としていたベスト8に進出して素晴らしい結果を残した。
個人戦には64ペアが出場。トーナメント戦で、藤原・佐々木ペアは1回戦で高知県代表、2回戦で兵庫県代表のペアに勝利。ベスト8を懸けた3回戦で今大会準優勝の愛知県代表ペアに敗れたが、全国ベスト16に入って健闘した。
名寄庁舎を訪れた部員たちはそれぞれ大会結果を報告。
選手たちは「これまでの練習や経験の成果を発揮して、後悔のないプレーができてよかった。高校でも、この経験を生かして頑張りたい」「中学から始め、3年生の最後に最高の舞台で試合に勝つこともできて、うれしかった」と喜びを報告した。
一方で、「全道大会では勝てたが、全国大会では通用しない部分があり、負けて悔しかった」とも話した。
顧問の藤井大地教諭は「中学校の部活だけでなく、クラブチームも出場し、今までの中体連とは違い、戦いが難しい中、団体戦5位、個人戦ベスト16の結果は、北海道代表勢としては1番の結果で、持てる力を出して輝く姿を見れた」と選手たちの頑張りを伝えた。
加藤市長は「全国大会という最高の舞台で素晴らしい成果を残せたと思う」とたたえ、「選手たちから報告を聞き、一つの目標に向かってやり切ったことが伝わってきた。3年生については、テニスで培った経験を今後の人生に役立ててほしい」。
岸教育長は「後悔がない―という言葉はなかなか言えない。頑張ってきたことが伝わった。次の目標に向けて自分らしい歩みを進めてほしい」と今後の活躍に期待を寄せた。
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