大切に伸ばした髪を寄付 名寄高校3年 傳馬さん 名寄ライオンズクラブが感謝状

【名寄】

ヘアドネーションに協力し感謝状を受けた傳馬さん
(右から4人目)

 名寄ライオンズクラブ(名寄LC)の丹羽真由美会長らが、27日午後4時半に名寄高校(今中勇希校長)を訪れ、医療用ウィッグを作るためのヘアドネーションに協力してくれた同校3年生の傳馬萌美さんに、ライオンズクラブ国際協会331B地区からの感謝状を贈った。
 LC国際協会では、小児がんや白血病などの病気、不慮の事故で髪を失った子どもたちに、医療用ウィッグを無償提供する「ヘアドネーション」の活動に力を入れている。31cm以上の長さの髪を対象に集め、LC国際協会と連携しているNPO法人HEROが、完全オーダーメードの人毛で作ったウィッグを無償で提供している。
 名寄LCによると、小児がんは毎年約2500人の子どもたちが発症しているとされ、現在も約1万6000人が小児がんと闘っている。医療用ウィッグを待つ子どもたちは常時100人程度いるといわれ、一つのウィッグを作るには20人から30人分のヘアドネーションが必要という。
 名寄LCでは社会奉仕委員会(遠藤隆男委員長)が中心となり、ヘアドネーションへの協力を呼びかける活動を展開。昨年12月に同校の今中校長を訪問し協力を依頼。校内にポスターを掲示するなど、生徒に協力を求めてきた経緯がある。
 この日は、名寄LCから丹羽会長、中川皇彦幹事、佐々木聡第1副会長、遠藤社会奉仕委員長、石田十羽完社会奉仕副委員長の5人が訪問。
 丹羽会長から傳馬さんに、感謝状と、公益財団法人ゴールドリボン・ネットワークから、小児がんの子どもたちを支える活動に対する「サポーターバッジ」が手渡された。
 傳馬さんは小学生のときに一度、ヘアドネーションした経験があるとのこと。今回の経緯について、「長い間、大切に伸ばしてきた自分の髪を、誰かの役に立てることができれば―と思った。校内に掲示されているポスターを見て、名寄でヘアドネーションができることを知った。このような機会を与えてくれてありがとうございます」と語った。
 今中校長は「傳馬さんは学友会の役員としても活躍し、学校行事の企画運営を通じ、全校生徒の学校生活をより良いものにしようと尽力してくれている。人のために行動する姿勢を持ち続けていることに、深く感銘を受けた。誰かを支えたい、力になりたいという思いを形にするという行動は、多くの人に勇気や温かさを届けるもので、生徒にとっても大変良い模範となる」とたたえた。

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