孝蓮会 子どもたちが入賞 二つの民謡全国大会で健闘 伊藤代表は初優勝飾る

【名寄】

全国大会で健闘した誉君(右下)、蒼依さん(左下)、
悠愛さん(左上)、亜紀さん(中央上)、伊藤代表

 名寄孝蓮会(伊藤まさ子代表)に通う子どもたちが、「第33回北海盆唄全国大会」と「第34回道南口説節全国大会」で入賞して健闘した。
 北海盆唄全国大会(同大会実行委員会主催)は13日に三笠市で開催。幼児から小学4年までの幼年の部に17人、小学5年から中学3年までの少年・少女の部に13人、70歳以上の熟年・寿年の部に22人、高校生から69歳までの成年の部に36人が出場。
 孝蓮会所属の子どもたちは、幼年の部に初出場した中西誉君(美深小2年)が6位。幼年の部で優勝経験のある山本蒼依さん(名寄西小5年)が少年・少女の部で2位。2大会前に3位入賞している姉の山本悠愛さん(名寄東中1年)が3位となった。
 また、熟年・寿年の部で伊藤代表が初優勝を飾り、成年の部では2年前に準優勝している誉君の母親の亜紀さんが3位に入賞した。
 道南口説節全国大会(同大会実行委員会)は19、20日に函館市で開催。孝蓮会からは、幼児から小学2年までの幼年の部(5人出場)で誉君が3位。中学生対象の少年2部(7人出場)で悠愛さんが3位に入賞。2人とも初出場で入賞して健闘した。
 誉君は「北海盆唄の大会はうまく唄えて3位になれてうれしかった。道南口説節大会は優勝が目標だったので悔しい」と振り返り、「次は優勝できるように頑張る」と話した。
 蒼依さんは、少年・少女の部のカテゴリーへは初出場だが、優勝が目標だっただけに悔しい表情を見せながらも、「納得いく唄が唄えた」と出場者のレベルの高さを実感し、「次は優勝したい」と意気込みを見せた。
 両大会で3位となった悠愛さんは「妹に負けて悔しかった。来年は妹に勝って優勝したい」。道南口説節大会については、唄の出だしで失敗したことを悔しがり、「3年生までには優勝したい」と目標を語った。
 伊藤代表は「子どもたちは年々うまくなっている」と成長を喜び、自身の初優勝については「2年前に出場したときは2番の歌詞を忘れて失格になったので、今回は歌詞を忘れないで唄うことに注意した。優勝するとは思わなかったので、びっくりした」と喜ぶ。
 3位入賞の亜紀さんは「レベルが高く入賞も難しいと思っていたので、3位に入賞できてよかった。次は優勝を目指したい」と笑顔で話していた。
 孝蓮会では会員を募集。毎週金曜日午後6時半から総合福祉センターで練習しており、「興味、関心のある人は気軽に見に来てほしい。また、町内会などの行事に呼んでいただけたら唄うので、気軽に声をかけてほしい」と呼びかけている。
 問い合わせは伊藤代表(TEL: 080-3185-4441)まで。

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