帯広市で開かれた第33回北海道高校女子サッカー選手権大会兼全国予選で、稚内市出身で3年の吉川育夢さん(東中卒)、利尻富士町出身で3年の川端ひまりさん(鴛泊中卒)、同町出身で1年の出張星空さん(同)が所属する北海道文教大学附属高校が2年連続で優勝。吉川さんがDFで全試合にスタメン出場し、大会連覇に貢献。12月29日から兵庫県で開幕する全国大会に出場する。
吉川さんは、幼少期にかつてのサッカー少年団・最北FCで競技を始め、中学校では東中サッカー部と稚内ステラマーレに所属。川端さん、出張さんは地域のサッカー少年団や鴛泊中サッカー部、稚内ステラマーレでプレーし、多くの全国出場歴を持つ強豪・道文教大学附属高校に進学。
全道大会では、初戦がシードで準々決勝から登場。順当に勝ち進み、決勝では北照を相手に前半で2点失点と苦しい展開だったが、後半立て続けに3点を奪って逆転勝利。サイドバックで出場した吉川さんは攻撃を牽引して逆転に繋がるプレーで味方を鼓舞。本来はスタメンに抜擢される実力を持つが、ケガで戦線を離脱した川端さんと1年生の出張さんもチームを後方から支えた。
年末に控える全国大会は、3年生にとって集大成。川端さんもケガから復帰できる見込みで、悔いを残さないよう全力プレーに保護者や関係者が期待を込めている。
(横山淳也)
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