小学生バドミントン・ダブルスで全国大会へ 女子の岩本さん・矢木さんと男子の石垣さん・寒川井さん

なの花薬局カップ第44回北海道小学生バドミントン大会が、このほど北ガスアリーナ札幌46で開かれ、稚内のバドミントンクラブチームの心奏羽B・Cに所属する岩本夢永さん(12)=大岬小6年=と矢木美桜さん(11)=潮見が丘小6年=ペアが6年生以下女子ダブルスで優勝。猿払JBC所属の石垣太惟さん(11)=大岬小6年=と寒川井隼さん(11)=同=ペアが6年生以下男子ダブルスで準優勝し、男女ともに12月19〜23日に広島県で開かれる全国大会出場権を得た。
 岩本さんと矢木さんが出場した女子ダブルスは36組がトーナメントで争った。1回戦はシードで2回戦から登場。室蘭のペアを相手にセットカウント2対0で勝利すると、3回戦で滝川、準々決勝で旭川、準決勝で旭川、決勝で釧根のペアを圧倒し、全てストレート勝ち。準決勝の旭川のペアは昨年の全道大会で敗れた相手だったが雪辱を果たした。
2人は1年生からバドミントンを始めた。ダブルスを組み、4年生の全道大会で3位入賞し、全国大会出場を果たした。5年生だった昨年は惜しくも全国大会には届かなかったが、悔しさをバネにトレーニングに励み、今回の全道では文句無しの結果で全国大会出場権を掴んだ。
岩本さんは「昨年は悔しい思いをしたのでリベンジ出来て良かったです」、矢木さんは「昨年負けた悔しさから一生懸命に練習し、勝つことが出来たので嬉しいです」と喜んだ。
岩本さんの母・杏依さんと矢木さんの母・朋美さんは「楽しくプレーすることが2人の強み。全国大会でも自分らしくプレーしてほしい」と期待。心奏羽B・Cコーチの上木洋司さんは「普段の練習でも楽しくプレーする環境づくりを心掛け、全国大会では元気あふれる2人の活躍が楽しみです」とエールを送る。
石垣さんと寒川井さんが出場した男子ダブルスには26組が出場。初戦はシードで2回戦の旭川、3回戦の小樽、準決勝の旭川のペアにいずれもセットカウント2対0で勝ち上がり、決勝は2年連続で敗れているライバルの旭川のペアで、今回で3度目の対戦。練習成果を発揮し、粘り強さを見せたが惜しくも敗れ、3年連続の準優勝と全国大会出場を決めた。
2人とも小学1年生からバドミントンを始め、2年生からペアを組んでいる。全国大会では4年生の時に初出場で1勝、昨年は初戦で敗退した。石垣さんは「2位で悔しかったが、全国大会はミスを減らして1試合でも多く勝ちたい」。寒川井さんは「同じ相手に負けて悔しいが、全国大会は1点を大切にして臨みたい」と意気込む。
 石垣さんの母・有樹子さん、寒川井さんの母・菜摘さんは「毎日練習していて色々と教えてもらった人に感謝し、自分達らしい試合をして楽しんでほしい」と応援している。(梅津眞二、千葉大輝)

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