山本悠愛さんが初優勝 名寄孝蓮会 上川管内でも初の快挙 江差追分少年全国大会 妹・蒼依さん、中西さんも入賞

【名寄】

加藤市長に喜びを報告した優勝した
悠愛さん、4位の蒼依さん、
10位の中西さん(左から)

 名寄孝蓮会(伊藤まさ子代表)所属の山本悠愛さん=名寄東中学校1年=が、第27回江差追分少年全国大会で念願の初優勝を飾った。旭川以北在住の出場者が同大会で優勝するのは初めての快挙で、関係者を喜ばせている。また、妹の蒼依さん=名寄西小学校5年=が4位、中西雅さん=美深小学校6年=が10位入賞を果たすなど健闘した。
唄の難易度が高く、出場者のレベルも高い大会として認知されており、今大会は9月21日に檜山振興局管内の江差町で開催。5月に胆振総合振興局管内の白老町で開催された予選会(幼児から中学3年生までが対象)を通過した32人が出場した。
 悠愛さんは、地道な努力を積み重ねてきた成果が実り、昨年から今年にかけて、さらに実力を伸ばし、道内で開催の他の大会でも優勝している。江差追分大会は2年前から出場しており、前々回は6位、前回は3位で、今大会で見事に初優勝を果たした。
 また、上川、宗谷管内から同大会で優勝者が出たのも初めての快挙だ。
 悠愛さんと同じ3回目の出場となった妹の蒼依さんは、前々回が審査員奨励賞、前回が5位で、今回は一つ順位を上げて4位に。
 中西さんも3回目の出場で、前回は同奨励賞を受けており、今回は10位に入賞して健闘した。
 3人は、9月29日午後4時半に市役所名寄庁舎を訪れ、加藤剛士市長に大会の結果を報告。
 優勝した悠愛さんは「今までで最高に近いくらいうまく唄えた。優勝できるとは思っていなかったので、すごくうれしい。来年5月の予選は一般の部の出場となるので、予選通過を目指して頑張りたい」。
 4位入賞の蒼依さんは「すごく緊張したけど、いつも通り唄うことができた。次は今回以上の成績が出せるよう頑張りたい」。
 10位に入賞した中西さんは「今まで10位以内に入れなかったので、うれしかった。もっと上を目指したい」と話した。
 伊藤代表は「3年前から月に1回、札幌から3代目今井篁山師匠に来てもらって練習してきた成果が出た。子どもたちの頑張りもあり、初優勝に加え、2人が入賞できたことは非常にうれしい」と報告した。
 加藤市長は「優勝、入賞おめでとう」と3人の頑張りをたたえ、「素晴らしい結果であり、これからもより唄を磨いて大会で活躍してほしい」と激励した。

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