悔いのない発表を 名寄産業高校農業クラブ 全道大会出場を決める 北北海道連盟実績発表で優秀賞

【名寄】

全道大会に出場する
名寄産業高校農業クラブの生徒たち

名寄産業高校(八丁正樹校長)酪農科学科農業クラブは、北北海道学校農業クラブ連盟実績発表大会の「クラブ活動発表」の部で優秀賞(第3位)を受賞し、8月の全道大会に出場することが決まった。
同大会は、農業クラブ活動を推進するため、問題解決のための自主的・積極的な態度と能力を養うとともに、クラブ員相互の親睦と連携を深めることが目的。今回の大会には北北海道連盟に所属する7校が出場した。
本年度末で閉校する同校にとっては、今回の大会が「名寄産業高校農業クラブ」として最後のクラブ活動発表となる。
同校農業クラブでは、最後で最高の農業クラブ活動を目指して「教え合い、学び合い、高め合い~4人が織りなす最後の農業クラブ活動~」をテーマに、さまざまな活動に取り組んでいる。
北北海道大会は6月13、14の両日、遠別農業高校を会場に開催された。生徒4人がこれまでの練習の成果を十分に発揮し、堂々と発表。「クラブ活動発表」の部で優秀賞を受け、全道大会出場を決めた。
感想と全道大会への意気込みで、木村瑛さんは「名寄産業高校最後の農業クラブとして、4人で協力して練習してきたことが、優秀賞という結果につながり、とても感動した。今年度で閉校となるため、最後の全道実績発表大会になるが、大会に向けて4人で準備し、後悔のない発表をしたい」。
中西古都音さんは「初めて発表者として出場したが、今まで練習した成果を十分に発揮できたので良かった。まさか選ばれると思わなかったので、うれしかった。全道大会では、地域大会以上に成果を発揮できるように頑張りたい。最後の出場になるので、悔いのないように発表したい」。
加藤凪紗さんは「今回初めて大会に参加し、とても緊張したが、4人で協力して、やりきることができて良かったです。また、他校の発表も聞けたので、今後の参考にできればと思う。全道大会に出場することが決まり、初めは驚いたが、自分たち4人の活動をしっかり他校にアピールできるように頑張りたい」。
植村颯太さんは「今回は発表補助としてパソコン操作がメインでした。前日の練習では少しトラブルがあって大変でしたが、本番は発表者と息が合って、今までで一番良い発表でした。最後の実績発表大会になるので、地域大会よりも良い発表になるように準備と練習を重ねていきたい」と語っている。
全道大会は8月21日から23日まで岩見沢農業高校で開催される。