挑戦重ね充実の3年間を 下川商業高で34人が入学式

【下川】

下川商業高校(濱下昌也校長、生徒88人)の入学式が、8日午後1時半から同校で行われた。
新入生34人のうち、下川中学校出身は8人、名寄市内は20人、他6人は上川町、札幌市、道外となった。
来場者の拍手で迎えられて新入生が入場。校歌紹介では、在校生の校歌斉唱で新入生を歓迎した。
担任の岸下拓磨教諭に名前を呼ばれた新入生は、自席で返事をして起立。濱下校長から入学許可を受けた。
新入生代表の小池希実さんは濱下校長に、新型コロナウイルス感染症対策の緩和による活動再開を踏まえ、仲間と共に前へと進むこと、下川商業高校生としての自覚を持ちながら伝統を引き継ぎ、多くのことを学び、充実した高校生活を送ることを宣誓した。
濱下校長は「高校3年間は社会人になる準備期間」とし、校訓「自律」に基づいて販売実習や部活動など学校での生活を通し、「健康で創造力豊かな人、明朗で協調性に富む人、誠実で実践力あふれる人を育てる。大きく成長してくれることを願う」と式辞を述べた。
田村泰司町長は「将来の目標達成に向けて、自身を高めてほしい。町も特色ある学校教育が推進できるよう支援をしたい」。津志田大父母と先生の会会長も「さまざまな挑戦と経験が財産。出会いを大切に、高校生にしかできないことを精いっぱい取り組み、3年後の卒業を笑顔で迎えてほしい」と祝辞を寄せた。