【下川】
下川商業高校3年の杉山璃子さんは、北海道教育委員会主催「S―TEAM教育推進事業」の2024年度「探求チャレンジ上川」にオンラインで出場。上川管内代表に選出され、2月1日に札幌市で開催の北海道大会に出場する。
同校では、3年次に商業科の授業の一環として課題研究に取り組み、生徒一人一人が研究テーマを決め、授業や地域活動を通して研究活動を行っている。
昨年12月6日に開催された同校の課題研究発表会で、杉山さんは「海を超えたつながり~下川町と野沢温泉村を繋ぐ~」を発表。出身地の長野県野沢温泉村と下川町の特産品の販売、高校生同士の交流を通して地域の課題解決に貢献し、今より発展した地域を目指したい―という内容。
同校の代表となって出場した上川大会は、昨年12月19日にオンラインで開催され、杉山さんと旭川北高の生徒が、管内代表に選出された。
このほど、北海道上川教育局長からの代表決定の賞状が届き、29日に濱下校長から賞状が伝達された。
北海道大会は「探求チャレンジ・アジア」と題し、道内の高校生の他、韓国、タイ、ヴェトナムの高校生も参加する。
杉山さんは「選ばれると思っていなかったので、とてもうれしいです。課題研究は、好きなことと下川町と出身地の野沢温泉村の課題を研究できました。千葉商科大学に進学する予定なので、大学でもプロジェクトを実践して、地域同士を繋ぐ活動をしたい。札幌での発表も頑張りたい」と話し、「長野県の両親も喜んでくれました」と笑顔で述べた。
濱下昌也校長は「下商で学んだことを全道に向けて発信し、頑張ってきてほしい」と語った。
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