【名寄】
日本書道評論社「書の研究」の2025年度前期昇段級試験で、書心書道教室(市内西11南4、主宰・米山秋水さん)に通う藤野琴羽さん(名寄中3年)、高田想さん(同)が毛筆の部、田代優斗さん(同)が硬筆の部で、中学生が取得できる最高位となる「学生名人」に合格。喜びの表情を見せている。
同試験は、前期と後期の年2回実施しており、受験対象は幼児から中学生までとなっている。
段級位は10級から1級、準初段から10段、準学生名人と続いた後、学生名人は準学生名人の取得と中学2年生以上が受験資格の条件となっている。
このほど、認定書とトロフィー(毛筆の部)、盾(硬筆の部)が届き、3人は米山さんから受け取った。
学生名人の認定を受け、藤野さんは「今まで学生名人を目指して頑張ってきたので、うれしいです。枚数を多めに、一つ一つ丁寧に書くことを頑張ってきました」。
高田さんは「認定はうれしいです。先生のアドバイスをしっかり聞いて、練習してきました」。
田代さんは「さぼらずに、いつも通って頑張ってきたので、認定はうれしいです」と語った。
3人とも小学1年から書道を習っており、藤野さんは「気分が落ち着きます」、高田さんは「集中力が高まります」、田代さんは「上手に書けたら、うれしいです」と成果を話す。
また、3人ともバドミントン部に所属、部活動の合間を縫って週3回、教室へ通い、どちらも両立させながら合格したことに笑顔を見せた。
今後は両部門で「学生名人」の認定を受けることが目標。藤野さんと高田さんは硬筆の部、田代さんは毛筆の部での合格に向け、本年度後期の昇段級試験で認定を目指しており(合格発表は来年3月)、藤野さんは「他にもコンクールがあるので、賞を取れるよう頑張りたいです」と意気込んでいる。
米山さんによると、前期の昇段級試験で合格するのは経験年数が短いこともあり、難しいとのことで「例年からみて、前期で合格するのはきついと思っていたが、見事に受かった。子どもたちにも前期で合格はきついよ―と言っていた。練習を継続して頑張ってきたこと、毎月課題を提出してきたことで、チャンスが広がった。これからも、できれば書道を続けてほしい」と語り、さらなる飛躍に期待を寄せる。
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