出演者と来場者一体で楽しむ 名寄高校吹奏楽部の定期演奏会

【名寄】

名寄高校吹奏楽部(大久保七海部長)の第32回定期演奏会が、24日午後2時からエンレイホールで開かれた。
名寄地区吹奏楽連盟の後援。恒例の演奏会で、地域住民への感謝の気持ちと楽しんでもらう機会としており、毎年、部員たちが趣向を凝らしたプログラムを企画している。
今年のテーマは「縁~えにし~」。大久保部長によると、これまで関わった全ての人々とのつながりにより、本年度は創部初となる東日本学校吹奏楽大会への出場を果たすことができたとのことで、「人と人とのつながりの大切さをテーマに込めた」とのこと。
エンレイホールには、子どもから大人まで幅広い年代の地域住民が訪れ、満席となった。
来場者の拍手で迎えられ、吹奏楽部のメンバーが登場。第1部は「クラシカルステージ」と題し、来年度の全日本吹奏楽コンクールの課題曲でもある「フロンティア・スピリット」の演奏で開幕。「交響曲第2番第3楽章より」「たなばた」「ポップコピーより」へと続いた。
第2部は「ミュージカルステージ」。ロマンティック・ミュージカル「ラ・ラ・ランド」を、名高吹奏楽部スペシャルバージョンで披露。それぞれのキャストに扮した部員たちが、曲に合わせて歌って踊るなど感動のステージを届けた。
第3部は「ポップスステージ」。名高吹奏楽部のOB・OGや、今年4月に名高に入学する新1年生も加わり、「YOASOBIメドレー」や、名高吹奏楽部員が作詞・作曲した合唱「この空の下」では、部員が手話を付けながら合唱。「We are the world」「Luv,Peace Under The Groove」などの曲で盛り上がり、出演者と来場者が一体となって楽しんだ。