林業のサイクルを理解 美深小学校4年生が森林学習

【美深】

チェーンソーを手にするなど、
林業に関心を深める子どもたち

 美深小学校(藤原雅宏校長)の森林学習が11日、望の森(町内川西)で行われ、林業のサイクルについて学んだ。
 4年生13人の総合的な学習授業として年2回実施。美深の主要産業の一つである林業について年間を通して学ぶもので、上川総合振興局産業振興部林務課と連携して取り組んでいる。
 講師は、旭川市内で自伐型林業や環境教育などに取り組む里山部(さとやまぶ)、士別市内の三津橋産業株式会社の社員たちが務めた。
 本年度1回目となる今回は、林業のサイクルについて学習。樹木を「植える」「育てる」「整える」「収穫する」「使う」の流れで循環していることを理解した。
 苗木を植えるところから始まり、育っていく過程を目にするとともに、下刈りや間伐も行って、さらに大きく成長させる工夫を学んだ。
 また、子どもたちが幹の太さを測定したり、伐採で使用するチェーンソーを手にしたりと、作業の一端も知りながら、林業への関心を深めていた。
 2回目の森林学習は9月に予定しており、森の変化やアクティビティー、山との関わり方を学ぶことにしている。