【名寄】
「キッズフェスタin名寄高校」が、13日午前9時と同11時からの2回、同校グラウンドで開かれ、子どもたちは野球の楽しさに触れた。
野球に興味、関心を持ってもらい、楽しさを知ってもらうイベント。3歳から6歳の未就学児と、小学1年生から3年生を対象としたイベント。これまでは同校野球部が主体となり開催してきたが、今回は北海道高等学校野球連盟名寄支部主催、名寄市、Nスポーツコミッションの後援で企画。
今回は、特別コーチとして北海道日本ハムファイターズ・ベースボールアカデミーでコーチを務める、元プロ野球選手の須永英輝さん(投手)、市川卓さん(内野手)の2人が指導。
また、同校野球部員(選手11人、マネジャー2人)をはじめ、同校野球部と練習試合などで交流のある枝幸高校野球部員、地元の名寄市立大学生がサポート役として参加した。
キッズフェスタ前半は未就学児(19人参加)、後半は小学生(22人参加)を対象に開催。
このうち未就学児は3グループに分かれ、ティーバッティング、ストラックアウト、体づくり運動を体験。
須永さんは、子どもたちにキャッチボールから指導。子どもたちはサポート役の部員とキャッチボールを行い、須永さんからグローブの扱い方や正しい投球フォームを学んだ。続いてのストラックアウトは、1番から9番までの3×3の的にボールを投げて当てるもの。力強くボールを的に当てて喜ぶ子どもの姿が見られ、野球に親しんだ。
体づくり運動では、市川さんが講師を務め、子どもたちは片足で前へ進む「けんけん」や両足ジャンプ、足を閉じたり開いたりする動作を交互に繰り返して前進する運動など、体の使い方を指導。「走るとき、腕は真っ直ぐ前に振ること」などと呼びかけた。
ティーバッティングは部員たちが指導。子どもたちはバットでボールを打つ感覚を味わいながら、元気いっぱいに一塁ベースを駆け抜け、笑顔で野球を楽しんでいた。