【名寄】
名寄産業高校(八丁正樹校長)の合同発表会が、同校光凌キャンパスで開かれ、 3年生31人が課題研究の成果を披露した。
同校では、体験を通して生徒の問題解決能力や自発的・創造的な学習態度を育むことなどを目標に、3年生の教科に「課題研究」を設定。本年度も各学科の特色を生かし、さまざまな実験や調査研究、作品製作に取り組んできた。
合同発表会では、そのまとめとして酪農科学科、機械・建築システム科、生活文化科が多彩な研究成果を披露した。
酪農科学科では、本年度取り組んだ野菜、花きの生産から加工まで6次産業の取り組みについて発表。
機械・建築システム科では、過去に同校生徒が製作した三輪バイクを四輪バギーに改造。「実習で身に付けた旋盤や溶接技術を駆使して製作した」などと発表。また、北海道建設部主催の建築デザインコンクールに出品した住宅設計や模型なども展示された。
発表会のトリを飾ったのは、生活文化科によるファッションショー。生徒一人一人が着てみたいと思う衣服を型紙からデザインし製作するという、名寄恵陵高校時代から続く伝統ある取り組み。
和と洋をコラボした斬新なデザインの服やウエディングドレスなどの作品で着飾った生徒たちが、順番ずつ会場の体育館に入場。スポットライトを浴びながら、保護者や同校2年生が見守るランウェイを、時折ポーズを決めながらゆっくりと歩を進める姿が見られ、惜しみない拍手が送られていた。