由井音楽教室 「16分音符をもっと練習したい」 國井桜介君、本選出場を決める 毎日こどもピアノコン地区予選で金賞

【名寄】

毎日こどもピアノコン初出場で
金賞に輝いた國井桜介君

 市内西2北4の由井音楽教室(佐々木惠子講師)に通う、名寄西小学校4年の國井桜介君(10)が、7月21日に旭川市の大雪クリスタルホール・音楽堂で開かれた「第43回毎日こどもピアノコンクール宗谷地区予選会」に初出場。小学4年の部で見事金賞に輝き、8月に札幌で開催される本選会に出場する。
 同コンクールは、毎日新聞社が主催し、1982年から開催されている歴史あるコンクール。今年も7月から全道11カ所で地区予選会が展開され、宗谷地区予選は、旭川を除く上川管内と留萌、宗谷管内を対象に開かれた。
 予選会で國井君は、小学校3・4年生の部にエントリー。課題曲で「Lモーツァルト『アントレ』」、選択曲で「クレメンティ『ソナチネ ハ長調Op.36-3第1楽章』」を演奏した。
 予選会を振り返り、國井君は「少し緊張しました。練習では少しテンポが速くなったりしたけれども、本番が一番良いテンポで弾けました。全体的に満足のいく演奏ができました。金賞を取ることができて、とてもうれしかったです」と語る。
 コンクール出場に向けて、朝、晩と1日2時間ほど練習。弾くたびに課題が見つかったとのことで、「アントレの方は、スタッカートをはね過ぎないようにするのが難しかったです。ソナチネは16分音符がつながっているところを、ハッキリとした音で弾くのが難しかったです」と話す。
 國井くんは3歳のころからピアノを学び始めた。ピアノの魅力で、「強弱を付けて弾かなければいけないところを、うまく演奏できたときがうれしいです」と語る。
 本選会は8月6日に札幌サンプラザホールで開催される予定。本選会に向け、國井君は「16分音符をもっとはっきりとした音で弾けるように練習したいです。予選のときのテンポで弾けたら良いと思います」と笑顔で語っている。