稚内格闘技倶楽部に所属する正田一沙さん(24)がこのほど、札幌で開かれた総合格闘技大会「AmateurPANCRASEMMA札幌ケージファイト03北海道選手権Sクラスルールトーナメント」のバンタム級に出場し、準優勝した。正田さんは「友達も応援に駆け付けてくれて期待に応えようと頑張ったが悔しい結果。次は絶対に負けない」とリベンジを誓った。
正田さんは枝幸町歌登出身で小学2年から中学1年まで空手を習い、小学4〜6年生までの間に全国大会で3連覇を果たした。現在は宗谷漁協に勤務の傍ら、2024年から本格的に総合格闘技を始め、同倶楽部の設立と同時に加入し、トレーニングに打ち込む。
同大会はアマチュア選手を対象に、プロ総合格闘技団体「PANCRASE」が主催するトーナメント大会でフライ級からライト級の各階級で争い、優勝するとプロ選手の道が開ける重要な大会。
正田さんは高いレベルで自分の実力を確かめようと出場を決意。初戦は得意の打撃で優勢に進め、2対1で判定勝ち。続く決勝戦では試合数の違いで相手が有利となったほか、試合間隔が20分と短く、体の回復が出来なかったのと、相手選手の反則技によって体力を消耗し、レフリーストップでTKO負けを喫し準優勝の成績だった。
正田さんは「この試合で改善点が明確に分かったので、しっかり修正して結果を残したい」と今後の試合に向け意気込んだ。将来は「RIZIN」などメジャー格闘技団体の大会に出場したいと語る。同倶楽部代表の石橋聖也さんは「成長速度が他の人より速い。このまま努力し続ければプロも目指せるので頑張ってほしい」とエールを送った。(東賢人)
日刊宗谷の購読をご希望の方は以下のお電話またはホームページからお願いいたします。
TEL:0162-23-5010
HP:宗谷新聞社ホームページ

