潮見が丘中出身で札幌大谷高校3年の葛西虎太郎さん、東海大札幌高校3年の橋本陣さんが、札幌市で開かれたJVA第78回全日本バレーボール高校選手権大会(通称・春高バレー)の北海道代表決定戦で札幌大谷が優勝、東海大札幌が準優勝し、来年1月5〜11日に東京体育館で開催される全国大会出場権を得た。高校バレーボール界最高峰の春高バレー。稚内出身選手の活躍が期待される。(千葉大輝)
葛西さんと橋本さんは、小学3年生の時に稚内スワローズ男子の1期生として入団し、6年生で全国大会に出場。中学校では潮見が丘中バレーボール部のほか、札幌のクラブチーム・Safilva北海道U—15(現・北海道イエロースターズU—15)に所属し切磋琢磨。クラブチームで2度の全国大会出場を果たした。高校はバレーボール推薦で強豪校に入った。
北海道代表決定戦では、葛西さんは攻撃的なポジションのアウトサイドヒッターで北見柏陽、恵庭南、とわの森三愛、準決勝の札幌藻岩に勝利。
橋本さんはチームの攻撃を組み立てるセッターとして釧路工業、伊達開来、静内、準決勝の北海に勝利。
2人ともスタメンで活躍。決勝の札幌大谷と東海大札幌戦は、セットカウント2対0で札幌大谷が優勝。札幌大谷は2年連続2回目、東海大札幌は2年振り50回目の全国大会出場を決めた。
全国大会は、札幌大谷が大阪代表の清風、東海大札幌はシードで2回戦から登場し、東京代表の東洋と和歌山代表の開智の勝者と対戦する。
葛西さんは「2回目の春高で高校生活最後の全国大会なので、去年の2回戦敗退よりも良い成績を出せるよう全力で挑みたい」。橋本さんは「高校最後の春高に出場できることに、支えてくれた家族や指導者の方々、仲間への感謝の気持ちを込めて全力でプレーします」などと話す。
稚内スワローズ男子監督で2人を指導した相澤直之さんは「2人の活躍が楽しみで、嬉しく誇らしい気持ちでいつも応援していた。色々な経験や苦労を乗り越え、努力を重ねてきたと思う。感謝の気持ちを忘れず高校最後の全国大会で思い切って楽しんでほしい」とエールを送る。(千葉大輝)


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