日本空手協会稚内支部・南中生3人が全国へ 西岡波輝さん・凪砂さん、鎌倉さんが北海道大会で上位に

 日本空手協会稚内支部に所属する南中3年の西岡波輝さん、同2年の西岡凪砂さんの兄妹と同1年の鎌倉大陽さんがこのほど、千歳市開基記念総合武道館で開かれた、第60回北海道空手道選手権大会(同協会北海道地区本部主催)の各部門で優勝や準優勝し、8月に静岡県で開催される第66回小学生・中学生全国空手道選手権大会への出場を決め、3人とも3年連続で全国出場となる。

  試合は組手と形の部で学年別に実施。波輝さんは、昨年に続き組手と形の両部で優勝。両部ともに8人が出場し、組手で旭川西の選手との決勝では、相手に押される展開だったが、1本取って瀬戸際で勝利。「相手は強かったが後半から持ち直して積極的に仕掛けることが出来た」と振り返った。形の部では普段よりも落ち着き、慌てることなく披露。全国大会に向け「両方でベスト16に進むことができるよう蹴りや突きがブレずに正確性を上げていきたい」と意欲を語った。

  凪砂さんは9人が出場した形の部で2位。「1位とは少しの点数差で負けたのが悔しかったが、昨年よりも動きのスピードや力強く技を決めれた。全道大会よりもスピードをつけて、全国で1回戦を突破したい」と意気込んでいる。

  鎌倉さんは18人が出場した組手で優勝し、形は2位。組手の決勝は互角の展開で先に1本取られたが2本取り返し優勝を果たした。形は予選を上がった4人の順位決定戦で、鎌倉さんと札幌清田の選手が同点となり、再試合の末惜しくも2位。「組手で優勝できて嬉しい。これから守りの部分を練習し、形はいつも通り出来るよう準備していきたい」と決意した。

  美田和夫支部長は「昨年よりも上の順位を目指し、今後の練習でさらに力をつけてほしい」と期待を込めた。

(千葉大輝)