稚内南中2年・久保さんラグビーで北海道選抜に 全国で活躍誓う サッカー、スキーも熱心に

ラグビーの北海道選抜に選ばれた久保さん

 稚内南中2年の久保煌士郎さん(14)=旭川ラグビースクール所属=が、3月9日から茨城県で開幕の第21回東日本U15中学生ラグビーフットボール選抜大会に出場する北海道選抜の1人に選ばれた。今年1月に行われたセレクションを見事突破。自分の持ち味を活かし「得点に絡みたい」と意欲。更に、久保さんは昨夏、全国中体連に出場した南中サッカー部にも所属。夏・冬で2つの競技で全国に挑戦する。

  久保さんは稚内出身で、中学から大学までラグビー経験を持つ父の雄二さんの影響で、小学3年生から競技を始めた。雄二さんの指導と現在は旭川のスクールに定期的に通い、ポジションはウイング。相手守備を突破してトライを狙う攻撃の要を担っている。

  北海道選抜のメンバー入り(年2回)は今回が初めてだが、かねてから道内のラグビー関係者から実力が評価。中学1年の頃から候補に入り、昨夏には飛び級で選出されたが、諸事情でこれを辞退。今回のセレクションでは身体能力の計測や実戦形式での動きなどが審査。スピードやパス、キックの正確さ、ゲームメイクなどの状況判断といった持ち味を充分に発揮した。

  全国大会は9日から2日間日程。初戦は埼玉県の選抜チームと対戦。久保さんは、大会に向けて「必ず点を取る。パスやキックで相手を翻弄したい」と。同世代の選手との対戦も楽しみにし「色々と学びたい」と意欲。雄二さん、母・佑奈さんは「関東の競技レベルの高さを肌で感じてきてほしい」などと今後の成長に期待。

  久保さんは「ラグビーに繋がるものがあれば」と、学校の部活動ではサッカー部に所属し、主力選手の一員として活躍。更に、スキー競技にも熱心で運動全般が得意。複数の競技経験があることが、体幹の強さなど身体能力の高さに繋がっており、今後の活躍が期待される。

     (横山淳也)